Apple、Apple Watchと睡眠モニターを使った喘息アプリの治験を開始
Appleと米保険会社Anthemが、Apple WatchとBeddit睡眠モニターを使った喘息アプリの治験を、カリフォルニア大学アーバイン校の協力のもとで開始しました。
喘息の、症状把握と管理を目的とした治験
AppleとAnthemによる喘息アプリの治験は、カリフォルニア大学アーバイン校とソフトウェア会社CareEvolutionと協力して行われます。
この治験では、Apple WatchとBeddit睡眠モニターを使い、これらのデバイスと喘息アプリが、喘息症状の把握、管理にどのように役立てられるかの研究が900人の参加者のもとで、2年間にわたって行われます。
喘息アプリは、Apple WatchとBeddit睡眠モニターから得られたデータを分析し、適正範囲を外れた場合にユーザーに通知するなど、喘息を管理するための情報を提供することを目的に開発されます。
最終的に、FDAの承認取得を目指す?
MobiHealthNewsによれば、喘息アプリの治験は、心電図アプリのアメリカ食品医薬品局 (FDA:Food and Drug Administration) 承認取得に繋がったApple Heart Studyと同じ規模で行われます。
喘息アプリがFDAから医療機器としての承認を取得し提供されれば、喘息患者にとって有益なものになると期待されています。
Apple Watch Series 6に搭載された血中酸素ウェルネスを用いた血中酸素濃度測定にも呼吸不全の通知などが期待されていますが、このアプリは医療用に用いることを目的としておらず、医療機器として認可されたわけではありません。
Source:MobiHealthNews
Photo:Apple
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