iOS版「COCOA」のバージョン1.1.3が公開、検出精度を改善
厚生労働省は9月8日、iOS向けに新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の修正版を公開しました。接触の検出精度の適正化を図るため、内部処理が改良されています。Android版も近日公開される予定です。
接触検知の検出精度を適正化
厚生労働省の接触確認アプリ「COCOA」は、9月8日にiOS版のアップデート(バージョン1.1.3)を公開しました。前回のアップデートは、7月13日に公開されたバージョン1.1.2でした。
今回のアップデートについて厚生労働省は、アプリのユーザーから寄せられた情報を踏まえ、接触検知の仕組みを見直し、検出精度の適正化をはかるため、内部処理の改良を行った、と説明しています。
「COCOA」がインストールされたiPhoneの場合、「App Store」アプリのアイコンを長押しして「アップデート」を選択するか、「App Store」アプリで画面右上のアイコンから「アカウント」画面を開くと最新のアップデートを確認可能です。
また、Android版のアップデートは近日中に公開予定です。
iOS13.7でも「COCOA」は必要
先日公開されたiOS13.7では接触確認機能が改善されていますが、接触の通知を受けるには、引き続き接触確認アプリがインストールされている必要があります。
厚生労働省は8月21日に、「COCOA」で接触検知の通知を受けた場合、無料でPCR検査を受診可能とするよう、全国の自治体に要請しています。
ダウンロード数は1,639万件
6月19日のリリース以来、9月8日午後5時時点までのアプリダウンロード数は、約1,639万件(iOS版、Android版の合計)です。
また、同時点での陽性登録件数は合計632件です。
「COCOA」の仕組みや使い方についての詳しい解説記事も公開していますので、ぜひご一読ください。