iPhone12はEarPodsの同梱はなし?5G対応によるコスト高の相殺で

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    今年秋発売見込みのiPhone12シリーズにはEarPodsは同梱されない、と台湾の調査企業TrendForceが報じています。5G対応により高騰する部品コストの埋め合わせのためとされています。

    5G対応で部品コストが最大220ドル上昇

    先週発表された著名アナリスト、ミンチー・クオ氏の調査資料によれば、iPhoneをサブ6GHzの5Gに対応させるのに75ドル〜85ドル(約7,900円〜9,000円)ミリ波の5G対応に125ドル〜135ドル(約13,200円〜14,250円)のコストがAppleに新たに生じるとのことでした。
     
    Appleはデバイス販売価格の上昇を避けるため、40%〜50%のコスト減が見込まれる、より簡素で小さいデザインのリジット・フレキシブルなプリント基板(硬い部分と柔らかな部分を併せ持つ)を新たなバッテリー構造としてiPhone12に採用する可能性があるとされています。

    EarPods非同梱でAirPodsの売上台数がさらに伸びる?

    TrendForceの新たな報道によると、AppleはiPhone12シリーズの5G対応による部品コストを相殺するため、EarPodsを同梱しない見通しであるとのことです。
     
    iPhone12にEarPodsが同梱されないとの情報は今回が始めてではありません。今年5月には、上述のクオ氏がEarPods非同梱を投資家メモの中で発表しており、同氏は6月にEarPodsだけでなく充電アダプタも同梱されないと自身の予測を更新し、7月には日経もiPhone12に充電アダプタと有線イヤホンは同梱されないと報じています。
     
    また、ACアダプタは別売となる可能性が高まったと今週伝えられたばかりで、充電チャージャーとEarPodsが含まれないパッケージ内の仕切りプレートの画像も出回っています。
     
    もしiPhone12にEarPodsが同梱されない場合、ワイヤレスイヤホンAirPodsの売上が上がるとの見方もあります。
     
    AirPodsは売上台数は伸びているものの、廉価で高機能のイヤホンを販売する中国ブランドの台頭により、市場シェアは低下気味であると伝えられたばかりです。
     
     
    Source:TrendForce via AppleInsider
    Photo:Apple
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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