Apple Watchを使用し、睡眠とうつ病、不安障害の関連性を調べる研究が開始
Appleとカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA:University of California, Los Angeles)が共同で、Apple Watchを使用し、睡眠とうつ病、不安障害の関連性を調べる研究を開始すると、米CNBCが伝えています。今回の共同研究の結果次第では、メンタルヘルスの改善にApple Watchが役立つ可能性があります。
メンタルヘルスに関する共同研究の概要
CNBCによれば、今回の研究はAppleとUCLAが共同で、BedditスリープモニターとApple Watchを用いて行うようです。Appleは2017年にBedditを買収しています。
本研究は最初に、UCLA Healthの登録患者から150人の参加者を集めます。次に、UCLAの教員と学生も含めて参加者を3,000人に拡大します。
参加者は、iPhoneに必要なアプリをインストールし、調査に使用するためのBedditスリープモニターとApple Watchを受け取ります。
共同研究の調査期間は3年間とのことです。
共同研究の内容と目的
今回の共同研究では、BedditスリープモニターとApple Watchを用いて収集した睡眠データと、うつ病、不安障害との関連性を調査するようです。
認可された国々で利用可能なApple Watchの心電図アプリは、異常心電図の発見に有効であり、それによって本人も気づいていなかった疾患を発見出来た例が報告されています。
Apple Watchがメンタルヘルスの改善にも役立つとの結果が得られるか、今後の進展が注目されています。
Source:CNBC via iMore, Beddit Sleep Monitor
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