ティム・クックCEO、WWDCでジョージ・フロイドさんの死に言及

ティム・クック CEO wwdc wwdc20

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6月22日(現地時間)のWWDCの基調講演は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を考慮してオンライン上で開催されました。その中でティム・クック最高経営責任者(CEO)が、先日米国で起きたジョージ・フロイドさんの殺害事件に言及する一幕がありました。

Appleも無関心ではいられない

警察官の誤った判断によって、ジョージ・フロイドさんが膝で首を押さえつけられ死亡した事件は、黒人の人権が不当に蹂躙されてきた問題の象徴として、米国内外に波及しています。とりわけ米国ではデモが暴動化し、被害を避けるためApple Storeが一時休業を余儀なくされる事態にまで発展しました。
 
こうした現状を受け、WWDC 2020の開幕を告げるにあたってティム・クックCEOは、世界で今起きている喫緊の課題として、レイシズムとパンデミックについて言及しました。
 
クックCEOは「道理を欠いた、ジョージ・フロイドさんの殺害」によって、とりわけ黒人を始めとした有色人種のコミュニティを悲しみが覆っているとし、「長きに渡る制度的不平等(Institutional Inequality)や社会的不正義(Social Injustice)」に向き合い、「この国は万人の自由と平等の理念の上に成立した」ことを思い出し、理念の追求を諦めるべきではないと強く訴えかけました。
 

 
言うまでもなく、WWDCでこうした社会的問題が真っ先に言及されるのは異例のことです。
 
レイシズム、不平等、不正義といったトピックを語る中で、クックCEOは「変革を起こそうと国内外で立ち上がった、熱意ある人たち」に動かされ、Appleが予算1億ドル(約107億円)の「人種公道正義イニシアティブ(Racial Equity and Justice Initiative)」を立ち上げたとし、肌の色によって社会で活躍する機会を奪うような構造的障壁を無くしていくと改めて強調しました。
 
なおクックCEOは6月頭にも、Appleの公式Webサイト上に「人種差別主義についての発言(Speaking up on racism)」と題した公開書簡を掲載しています。
 
 
Source:Mashable
(kihachi)

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丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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