【iOS14】標準ブラウザ、メールアプリをユーザーが自由に設定可能に
iOS14では、Safariや「メール」以外の、好みのブラウザとメールアプリを標準設定として変更可能になります。HomePodで再生できるサービスも、Spotifyなどに対応します。
Safari以外のブラウザを標準設定可能に
iOS向けに数多くのブラウザやメールアプリが提供されていますが、リンクをクリックした時などに開くアプリは、標準の「Safari」と「メール」が設定されており、ユーザーが選ぶことはできませんでした。
iOS13までは、ブラウザは「Chrome」、メールは「Gmail」をよく使っている方も、URLをクリックすると「Safari」が、メールアドレスをクリックすると「メール」アプリが起動します。
しかし、iOS14では、標準のブラウザとメールアプリをユーザーが自由に設定できるようになるため、好みのブラウザやメールアプリを使いやすくなります。
HomePodでサードパーティの音楽配信も利用可能に
Appleは、HomePodで利用できる音楽ストリーミングサービスも、Apple Musicだけでなく、Spotifyなどサードパーティのサービスを利用可能になると発表しています。
背景には「自社アプリ優遇」との批判への配慮か
Appleが標準ブラウザやメールアプリをユーザーが自由に変更可能にすることを検討中と2020年2月にBloombergが報じていましたが、iOS14で実現します。
Appleの方針転換の背景には、Appleが自社製アプリを優遇しているのは独占禁止法に抵触するのではないか、との批判がアメリカで持ち上がったことに配慮した可能性があります。
Source:Apple, MacRumors (1), (2)
(hato)