大手キャリア3社、学生の通信料金軽減へ〜オンライン授業支援で
新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延を防ぐべく、大学を中心とした一部の学校ではオンライン授業が行われています。こうした状況を踏まえ、大手キャリア3社(NTTドコモ、au、ソフトバンク)は、スマートフォンやタブレットの通信プランの追加料金を一部無償化する方針を明らかにしました。
50GB上限に追加購入無料
追加料金の一部無償化は総務省が3日、大手キャリア3社に対し要請したことで持ち上がった施策です。ドコモ、au、ソフトバンクとも足並みを揃えて軽減策を公表すると考えられており、いずれのキャリアでも4月中はデータ容量の追加購入に必要な料金が不要となる見通しです。
通常であれば、追加購入は1GBあたり約1,000円を支払う必要がありますが、今回の施策が実施されている間は、50GBを上限に無料となる予定です。
主にオンラインで授業を受けるなどして、スマートフォンなどのデータ通信量が増加し速度制限にかかる学生を中心にしたもので、全国の25歳以下の契約者・利用者が一律に対象となります。
総務省のキャリアへの指示は珍しくない
総務省からキャリアに対する“要請”が行われるのは、今回に限ったことではありません。
つい先日も、新型コロナウイルスの影響を受け、通信料金の支払いが困難となった消費者に対して支払い猶予を設けるよう、総務省が各キャリアに対して要請を行ったばかりです。
また過去には、動画やSNSの使い放題サービス(ゼロレーティング)や、端末値引き、月額料金の見直し要請も行ってきました。
Source:日本経済新聞
(kihachi)