Apple Watchを指紋認証でロック解除する技術、Appleが特許申請
Appleが、Apple WatchのDigital CrownにTouch IDセンサーを埋め込み、指紋でロック解除可能にする技術の特許を申請したことが分かりました。AppleはiPhoneの電源ボタンにTouch IDセンサーを埋め込む技術の特許も取得しています。
Digital Crownで指紋認証が可能に
Appleが、Apple WatchのDigital Crownに指紋センサーを埋め込む技術の特許を申請していたことが、米特許商標庁(USPTO)が現地時間2月6日に公開した情報から明らかになりました。
2018年11月に申請された「電子式時計の竜頭(Crown for an Electronic Watch)」と題された特許申請書類には、イメージセンサーを内蔵したDigital Crownに指を押し当てることでユーザー認証を行う技術が、図解入りで説明されています。
なお、Appleは先日、Apple Watchの側面にセンサーを埋め込み、Digital Crownを廃止し側面をフラットなデザインにする特許も申請しています。
現在はパスコード入力かiPhoneのロック解除が必要
現在、Apple Watchのロックを解除するには、画面でパスコードを入力するか、ペアリングしたiPhoneのロックを解除する必要があり、Apple Watch単体での生体認証には対応していません。
先日、開発者向けにリリースされたiOS13.4ベータには、iPhoneやApple Watchが車の鍵になる「CarKey」の記述もあることを考えると、指紋認証によりApple Watchのセキュリティが向上するメリットがありそうです。
2021年のiPhoneは側面にTouch IDセンサー内蔵との予測も
Appleは、iPhoneの電源ボタンに指紋センサーを内蔵する技術の特許を2015年に申請し、2017年に取得しています。
1月末には、2021年前半に発売される低価格モデル「iPhone SE 2 Plus」の本体側面に指紋センサーが搭載される、との予測を著名アナリストのミンチー・クオ氏が発表して注目を集めました。
Source:USPTO via 9to5Mac
(hato)