IKEAのスマートブラインド、HomeKitに対応開始。iPhoneで操作可能に


     
    IKEAは、スマートブラインドシリーズのHomeKit対応を開始しました。ファームウェアの自動アップデートにより、HomeKitでの操作が可能になります。

    ファームウェア自動アップデートにより対応

    IKEAのスマートホーム製品シリーズ「Tradfri」のスマートブラインド「FYRTUR」「KADRILJ」は、ゲートウェイのファームウェアアップデートにより、HomeKitに対応します。
     
    最新版のファームウェア(1.10.28)は、順次配信され、自動でダウンロードされます。
     
    最新ファームウェアがインストールされると、iOSの「ホーム」アプリに、スマートブラインドのタイルが表示され、操作が可能になります。
     
    筆者はIKEAの遮光スマートブラインド「FYRTUR」を使用していますが、本稿執筆時点(2020年1月4日午前10時)では、IKEA Home Smartアプリでゲートウェイのファームウェアバージョンは1.9.27が最新と表示されており、配信はもう少し先になりそうです。
     
    IKEA ゲートウェイ バージョン
     
    なお、タイマー時刻の30分前から電球が徐々に明るくなり指定時刻にブラインドが開く、といった設定はIKEAのアプリで可能ですが、HomeKit対応により、他の製品もまとめて操作可能になります。
     

     

    遅れていたHomeKit対応

    IKEAのスマートLED電球はHomeKitに対応していたものの、スマートブラインドは、HomeKitへの対応は遅れており、Googleホームでしか操作できませんでした。
     
    IKEAは2019年末に、HomeKit対応時期について、当初の「2019年秋」から遅れて「2020年初頭」と発表していました

    スマートホーム製品、業界標準規格の策定も進む

    2019年12月に、Apple、Google、Amazon、Zigbee Alliance(IKEAなどが加盟)は、スマートホーム機器向けの業界標準プロトコルを策定するためのワーキンググループ組織化に向けた連携を発表しました
     
    業界標準プロトコルが策定されれば、Siri、Alexa、Google Assistantのいずれの音声アシスタントでもすべてのスマートホーム機器の操作が可能になるため、ユーザーは製品の対応規格について悩む必要がなくなります。
     
    業界標準プロトコルの仕様案は、2020年後半のリリースを目標に策定が進められる予定です。
     
     
    Source:9to5Mac
    (hato)

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    この記事を書いた人

    2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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