Huawei、次期フラッグシップモデル「P40」もAndroid活用か

    huawei ロゴ

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    米政府によって輸出規制の対象となっているHuaweiですが、2020年にリリース予定のフラッグシップモデル「P40」でも、独自開発したHarmony OSではなく、引き続きAndroidを採用する可能性が高いようです。

    Harmony OSは見送り

    Huaweiのコンシューマ・ビジネス部門を率いるリチャード・ユー最高経営責任者(CEO)は仏メディアのインタビューに対し、次期フラッグシップモデル(P40)のリリースが2020年3月終わり頃になることを明らかにするとともに、OSはAndroid 10べースのEMUIが搭載されるだろう、と述べました。
     
    裏を返せば、同社が開発したHarmony OSの搭載は見送られることとなります。2019年9月には、中国メディアの環球時報が「(P40は)Androidではなく独自開発したHarmony OSを採用する可能性が高い」と報じていました。

    GMSに代わるHMSとは

    ただし、米政府の規制を掻い潜ってGoogleのサービスが使用できるわけではありません。
     
    Googleの審査とライセンス契約が必要なサービス(GMS:Google Mobile Services)は使用できないため、Huaweiは独自サービス(HMS:Huawei Mobile Services)を展開していくことになります。HMSはHuaweiの生命線と考えられており、2019年10月には10億ドル(約1,100億円)を投じて開発を続けていくことが発表されています。
     
    Huaweiが有するブランドHonorを率いるチャールズ・ペンCEOも「我々は独自のHMSを所有しており、モバイルエコシステムを構築しようとしている。ナビゲーション、支払い、ゲーム、メッセージといった主要なアプリは近いうちに用意される」と自信を覗かせています。
     
     
    Source:Frandroid,Economic Times,Telecoms
    (kihachi)

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