ティム・クック氏、トランプ大統領を工場に招きAppleの取り組みを説明

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    Appleの最高経営責任者(CEO)ティム・クック氏は11月20日、テキサス州オースティンにあるMac Pro製造工場にトランプ大統領を招き、アメリカ国内での製造が持つ意味について大統領に説明しました。

    アメリカ経済への貢献

    トランプ大統領はAppleのティム・クックCEOの案内でテキサス州オースティンにある同社の製造工場を訪問し、12月に発売になるMac Proの製造ラインを視察しました。Mac Proは「アメリカでデザインされ、アメリカで製造されたMac」として発売される予定であり、この製品はトランプ大統領にとってもAppleにとっても政治的に重要な製品となっています。
     

     
    大統領選挙中からトランプ大統領は中国で製造されるApple製品に対して敵対的な言動を繰り返してきました。当選後は中国からの輸入に高い関税をかける政策を進め、Apple製品の一部もその対象となってしまいました。この大統領の政策に対し、Appleも関税の免除を求めるロビー活動を活発化させており、その一環としてアメリカ国内への投資を進めている側面もあります。
     
    Mac Proのアメリカでの製造もアメリカへの投資の一部であり、同じくオースティンに建設されるAppleの大規模なオフィスも含めてAppleがアメリカの雇用を奪っているという批判をかわす狙いもあるのでしょう。トランプ大統領もAppleのアメリカへの投資については高く評価しており、人権問題や移民政策、プライバシー保護などでは対立することの多いAppleとアメリカ政府の関係は、貿易問題においては一定の信頼関係を保っているといえそうです。
     
     
    Source:AppleInsider
    (KAZ)

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