Apple WatchやAirPodsへの対中関税、9月1日に引き上げ

Apple Watch AirPods

Apple Watch AirPods
 
米国では9月1日、AirPods、Apple Watch、ヘッドフォン、HomePods、一部MacなどのApple製品にも影響を与える追加関税が発動します。

9月1日に予定通り追加関税が発動

ドナルド・トランプ米大統領は8月30日、約1,100億ドル(約11兆6,900億円)相当の中国製品に、9月1日より予定通り15%の追加関税を課すと述べました。また9月にワシントンで予定されている米中の貿易交渉担当者による協議も行うとしています。
 
15%の追加関税は米ワシントンD.C.の時刻で9月1日午前0時1分に発動、同時刻以降米国に持ち込まれる、または米国内で使用するために倉庫から出される中国製品に課せられます。
 
Apple製品では、Apple Watch、AirPodsおよびワイヤレスのBeatsヘッドホン、HomePod、デスクトップ版Macのほか、Apple Watchのバンド、iPhoneのバッテリーパック、交換用バッテリー、iPhoneが搭載するNAND型フラッシュメモリも、9月1日発動の追加関税の対象に含まれる模様です。

クックCEOの訴えも効果なし

Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は8月、トランプ大統領との会食の際に、対中制裁関税によりSamsungとの競争が厳しくなると訴えましたが、この訴えによってApple製品が追加関税から免れるということはないようです。

 
なおAppleの主力製品であるiPhoneや、iPad、MacBookなどへの追加関税発動は、12月15日まで猶予されます。

 
 
Source:MacRumors,Bloomberg
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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