Apple Watch、性的暴行犯から女性を救う

Apple Watch 緊急通報サービス

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女性が、腕につけていたApple Watchのおかげで、性的暴行を目的に家に侵入してきた男から身を守ることができました。

自宅のソファで居眠りする女性に忍び寄る不審な黒い影

2019年4月1日、カナダのカルガリーに住む女性が、夜勤の疲れから自宅マンションのソファでうとうとしていると、家の中に不審な気配を感じました。
 
下着と毛布だけの女性は、恐怖に身を固くしながら、近くにあったはずのiPhoneに手を伸ばしましたが、居眠りする前に置いた場所に見当たりません。
 
腕にApple Watchをつけていることを思い出した女性は、姿の見えない侵入者に気づかれないよう寝たふりをしながら、Apple Watchからボーイフレンドに助けを求めるメッセージを送りました。
 
watchOS 3 Apple Watch メッセージ 走り書き
 
しかし、女性が必死に送ったメッセージを受け取った男性は、エイプリールフールの冗談だと思って受け流し、駆けつけようとしませんでした。
 
女性がもう一度、警察を呼ぶよう改めて懇願すると、事態の重大さに気づいた男性は、慌てて警察に通報します。
 
駆けつけた警察が女性の部屋に突入すると、侵入者は女性のすぐ近くに立っていました。

自宅のカードキーを複製、顔見知りによる犯行

約15分間にわたって恐怖にさらされた女性は、警察に「本当に、死ぬんだと思いました」と語っています。
 
逮捕されたジョン・ジョセフ・マッキンドー被告は女性と面識があり、女性宅のカードキーを複製し、犯行前の1カ月間で女性宅に8回も侵入し、毛髪や下着を盗み出していたことが分かっています。
 
マッキンドー被告が所持していたカバンからは、顔を覆い隠す目出し帽、大きなナイフ、結束バンドで作った手錠のようなもの、コンドーム、潤滑剤、猿ぐつわなどが発見され、性的暴行を目的とした計画的犯行であることが確認されています。
 
10月22日の裁判で、被告は容疑を認めています。

多くのユーザーを救っているApple Watch

Apple Watchがユーザーの命を救った事例は、これまでにも数多く伝えられています。
 
心拍数の異常心電図の異常が検知されたことで一命を取り留めたケースのほか、崖から転落した登山者や、サメのいる海で漂流したサーファーが助かった例もあります。
 
2019年9月に発売されたApple Watch Series 5(GPS + Cellularモデル)では、海外でも緊急通報機能が利用可能になっています。
 
 
Source:The Calgary Herald via 9to5Mac
Photo:Apple (1), (2)
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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