米政府、Mac Proの一部部品を対中追加関税の対象から外さないと発表
Appleが米通商代表部(USTR)に、対中追加関税免除を申請していた新型Mac Proの部品5品目について、USTRは免除を認めないことを明らかにしました。
10品目の追加関税は免除
Appleは中国で製造されるMac Proの部品15品目を、対中追加関税の対象から外すよう、米通商代表部(USTR)に申請していました。うち10品目は同社の要求どおり対象から外されましたが、残り5品目には追加関税が課せられるようです。米メディアBloombergが報じています。
同メディアが入手したUSTRによるApple宛の文書には「特定の製品に対する追加関税が、Appleもしくはほかの米国の利益に深刻な打撃を与えるという十分な証拠が示されていない」と記されていました。
追加関税の免除が認められなかった5品目は、新型Mac Proのキャスター、入出力回路、電源アダプタ、充電ケーブル、プロセッサの冷却装置です。
新型Mac Proはテキサス州オースティンで組み立て
新型Mac Proは当初、中国で製造されると報じられ、米トランプ大統領はこの報道を受けて「Appleに優遇措置は行わない」とTwitterで発言していました(現在は削除)。
しかしAppleは9月、新型Mac Proをテキサス州オースティンの工場で組み立てると発表。同時に使われる米国製部品の割合を前モデルの2.5倍に引き上げると述べ、同製品が「メイド・インUSA」となることをアピールしましたが、残り5品目の追加関税免除は実現しないようです。
Source:Bloomberg via AppleInsider
(lunatic)