iPhone11の製造コスト、iPhone XSから約10%下がる見込み~価格は据え置きか

    iPhone11 Appleロゴが中心 Twitter/BenGeskin

    iPhone11 Appleロゴが中心 Twitter/BenGeskin
     
    iPhone11シリーズの製造コストが、昨年のiPhone XSシリーズよりも10%ほど下がるのではないか、とするサプライチェーンの観測が浮上しています。しかし、iPhone11シリーズの価格は昨年モデルから据え置きとなる見込みです。

    デザイン継続やメモリ価格など理由

    9月10日(現地時間)に発表予定のiPhone11シリーズは、カメラのレンズこそ昨年モデルから変化していますが(iPhone11はデュアルカメラ、iPhone11 Pro/Pro Maxはトリプルカメラ)、それ以外では大きなデザインの変化がないと考えられています。
     
    サプライチェーンによると、これによってiPhone11シリーズの製造コストは昨年に比べて約10%減少するようです。昨年と筐体の形状に大きな変化がないことや、内部設計が少なくとも70%は同じことが理由です。またデザイン面以外に、フラッシュメモリなど半導体価格が下がっていることも、部品コスト(BOMコスト)の押し下げに一役買っていると指摘されています。
     
    昨年のiPhone XSでは、部品コストは最大でも4,000元(約60,000円)を上回らないと考えられています(iPhone XS Maxで約50,000円との分析あり)。したがってコストが10%低下すれば、単純計算で400元(約6,000円)が浮くことになります。

    価格据え置きの理由は?

    ところが、AppleはiPhone XSに比べて価格を下げる気はないようです。
     
    先日中国メディアが報じた比較画像では、今年登場する3モデルはiPhone11が749ドル、iPhone11 Proが999ドル、iPhone11 Pro Maxが1,099ドルと、それぞれiPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Maxの価格を引き継いでいます。
     
    背景には、iPhoneの平均販売価格を引き下げたくないという思惑のほか、12月15日から導入される10%の追加関税を相殺したいAppleの意図がうかがえます。JP Morganも「世界的なメモリ価格の下落によって、iPhoneの価格を引き上げなくとも、関税によるコスト上昇分を吸収できる可能性がある」と予測しています。
     
     
    Source:MyDrivers
    Photo:Twitter-Ben Geskin
    (kihachi)

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    この記事を書いた人

    丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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