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2019年9月2日 19時27分

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AppleがiOS13よりも先にiOS13.1ベータをリリースした理由

iOS13.1 jablickar.cz
 
先日、iOS13.1ベータが開発者向けにリリースされましたが、iOS13の前にiOS13.1をリリースするのは、極めて異例です。この不可解なリリース日程の陰には、アメリカの対中関税があるのではないか、との推測が発表されました。

皆が驚いた、iOS13.1ベータのリリース

Appleは先日、iOS13の最終ベータであるGM(ゴールデンマスター)版を前に、iOS13.1のベータを開発者向けにリリースし、各メディアに驚きをもって報じられました。
 
iOSは例年、iOS13のようなメジャーアップデート版のGMが公開された後に、iOS13.1のようなアップデートのベータが公開されるのが通常であり、今回のリリースは極めて異例です。
 
Appleが開発者に何の説明もなく、異例の日程でiOS13.1のベータをリリースした事情について、テクノロジージャーナリストのチャールズ・アーサー氏が推測しています。

Apple内部からの情報をもとに推測

iOS13.1のベータでは、iOS13ベータで省かれていた複数の機能が復活しています
 
多くのメディアは、初期のベータで深刻なバグの多さが指摘されたiOS13から一部の機能を省略し、iOS13を安定した状態で公開するため、との見方を伝えています。
 
しかし、アーサー氏はApple内部の人物から間接的に得た情報をもとに、「不可解なタイミングでのiOS13.1ベータのリリースには、アメリカの対中関税が影響している」と指摘しています。

追加関税を回避するために出荷を早めたか

アメリカのドナルド・トランプ大統領は現地時間8月1日、iPhoneなどスマートフォンを含む中国からの輸入品に、9月から10%の追加関税を課す方針を明らかにしました。
 
Appleはこの方針を受けて、製造の最終プロセスであるiOSのインストールを前倒しして、中国からの出荷を早めたのだろう、とアーサー氏は推測しています。
 
未完成版のiOS13をインストールしたiPhoneが出荷されるのはリスクを伴いますが、iPhoneの発売までにiOS13.1の正式版を公開できれば、iOS13に多少の不具合が残っていてもカバーできる、との判断があったのではないか、とアーサー氏は見ています。
 
その後、iPhoneに追加関税が課せられるのは2019年12月に延期されましたが、大量のiPhoneの輸送を伴う計画は変更することができなかった、とみられます。

iPhoneの出荷や到着日程で確認できる?

アーサー氏は、上記はあくまでも推測であると断った上で、以下のことが起これば推測が正しい可能性があると述べています。
 

  • 予測よりも早くアメリカにiPhoneが到着するか、中国から出荷された場合(関税は最終出荷港の出発日を起点に課税されるため、通常の航空便ではなく船便で出荷された場合)
  •  

  • 9月初め、ジャーナリストに提供されるiPhoneにiOS13.0がインストールされており、バージョン番号がiOS13.0ベータ8に近いものである場合
  •  

  • 次期iPhoneの発表と発売の間にリリースされる、iOS13のGM版がiOS13.1と同じか以降のバージョンと同じ内容だった場合

 
アーサー氏は、以下の場合は自身の推測が間違っていたことになるだろう、とも述べています。
 

  • 次期iPhoneの輸送日程が例年と同様だった場合
  •  

  • iOS13のGM版としてリリースされたバージョンが、iOS13.1ではなく、iPhoneにインストールされているiOS13と同じだった場合
  •  

  • iOS13.1が、次期iPhone発表からかなり(例えば6週間程度)経過してから公開された場合

 
次期iPhoneは、9月10日のイベントで発表され、9月13日から予約受付開始、9月20日に発売されると見込まれています。
 
 
Source:Charles Arthur/Medium via iDropNews
Photo:jablickar.cz
(hato)

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