トランプ大統領、制裁関税が与える影響についてクックCEOと語ったと明かす

ドナルド・トランプ米大統領は、現地時間16日に行われたAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)との会食の際に、対中制裁関税がSamsungとの競争にどのような影響を及ぼすかについて話し合ったことを明らかにしました。
Samsungとの競争が厳しくなると主張
トランプ大統領とクックCEOは当初の予定通り、16日に夕食をともにしました。大統領はクックCEOが、中国で組み立てられるApple製品に対する関税が高くなれば、関税を支払う必要がない競合他社、特に韓国で主に生産を行うSamsungとの競争が厳しくなると主張した、と報道陣に語っています。
トランプ政権は約3,000億ドル(約32兆円)相当の中国製品に対する10%の追加関税を9月1日に発動すると表明していましたが、のちにiPhoneなどのスマートフォンやMacBookなどのノート型パソコンなどを含む約1,600億ドル(約17兆円)相当分については、関税の発動を12月15日まで延期すると発表しました。
しかしAirPodsやHomePod、デスクトップ型Macなどは、9月1日に発動される関税の対象となっています。
また会食においてクックCEOは、Appleの米国における巨額投資についても説明したといわれています。
Having dinner tonight with Tim Cook of Apple. They will be spending vast sums of money in the U.S. Great!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年8月16日