楽天モバイルが「DMM mobile」を買収、携帯事業参入に向け顧客基盤強化

    楽天 DMM mobile 買収

    楽天 DMM mobile 買収

     
    楽天モバイルは7月9日、格安SIMの「DMM mobile」をDMMから買収すると発表しました。10月の携帯電話事業参画に向けて、顧客基盤を強化する狙いがあります。

    9月1日付けでDMM mobileを買収

    楽天モバイルは、DMM.comからMVNO事業の「DMM mobile(DMMトークを含む)」とフレッツ光回線を使った固定インターネットサービス「DMM光」を9月1日付けで買収することを発表しました。買収額は23億円です。
     
    DMM mobileは、2014年12月からNTTドコモの回線を利用したサービスを提供しており、契約者数は2019年6月30日時点で約24万人です。
     
    今回の買収により、楽天モバイルの契約者数は約220万人となります。

    10月の携帯キャリア参入に向けた基盤拡大

    楽天モバイルは、今年10月に「第4のキャリア」として携帯電話事業に参入予定で、今年3月以降の新規契約者には、自社回線への移行を案内しています
     
    買収の目的について楽天は、「モバイル事業の顧客基盤の拡大と、それに伴う『楽天エコシステム』におけるメンバーシップの強化を図るため」と説明しています。
     
    楽天は、2017年にプラスワン・マーケティングの格安SIM事業「FREETEL」を買収しています。
     
    2018年11月には、楽天はKDDIと業務提携し、楽天モバイルが自社回線を全国に整備するまでの期間、地方部でKDDI回線をローミング提供することを発表しています。

    サービス名称は継続、ポイントは楽天に変更

    DMMは今回の買収に伴い、「DMM mobile(DMMトークを含む)」と「DMM光」のサービス名称、サービス内容、利用料金、支払い方法について現時点で変更の予定はない、と発表しています。
     
    ただし9月1日以降は「DMMポイント」に代わり、「楽天スーパーポイント」が付与されることとなります。移行手続きについてDMMは、今後改めて案内すると発表しています。
     
     
    Source:楽天モバイル, DMM(PDF), 日本経済新聞
    (hato)

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