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2019年7月9日 18時58分

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Apple、プライバシー尊重を訴える巨大広告でGoogleに嫌味

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膨大なユーザーデータを金銭に変えているとして批判を浴びがちな「GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazonの略)」ですが、Appleは以前からユーザープライバシーの尊重を高く掲げています。Google(Alphabet傘下)関連企業のSidewalk Labsから見えるように掲げたビルボードでも、改めてプライバシーの重要性を強調しています。

分かる人には分かる!Apple流の嫌味

カナダのトロントに居を構えるSidewalk Labsを見上げると、社屋の向こうにAppleの巨大なビルボードが目に入ります。広告には「私たちはあなたに立ち入らないビジネスをやっています(We’re in the business of staying out of yours)と意味深な内容が書かれています。
 


 
一見すると何のことだか分かりませんが、予備知識を持っている人にはピンと来る内容となっています。
 
Sidewalk LabsはGoogleのスタートアップ企業で、ビッグデータとAIを活用して交通渋滞の緩和やサービスの理想的な配分をもたらす「スマートシティ」構想を計画しています。監視の元になるデータは、ユーザーの位置情報や行動パターン、検索履歴などがベースと考えられており、個人のプライバシー保護との兼ね合いが問題視されています。
 
一方でAppleは数年前より、iPhoneを始めとしたApple製品を利用するユーザーの個人情報を尊重する方針を掲げており、個人情報を利益に繋げるテック業界の潮流とは明確に距離を置こうと努めています。実際、2016年にはFBIから要請された銃乱射犯のiPhoneロック解除を拒絶したほか、先日もティム・クック最高経営責任者(CEO)が「最近のテック業界のイノベーションは高潔とは言い難い」と業界を舌鋒鋭く批判しています。
 
つまり、これはGoogleに対するApple流の嫌味なのです。なお、同様のビルボードはCES 2019でも展開されました。

海外では珍しくない他社批判

日本の感覚からすると、他社批判とも受け取れるような広告は“やりすぎ”に感じるかも知れません。
 
しかし、海外ではこうした他社批判型の広告は珍しくなく、最近もSamsungが「32人と同時通話できてどうするの?」といったFaceTime批判、Huaweiも「同じままにしてくれてありがとう」といったiPhone XS批判を行っています。
 
企業同士が時に揶揄し合いながら業界全体が良い方向に向かうのであれば、消費者にとってそれに越したことはないでしょう。
 
 
Source:Twitter-@GraphicMatt via iPhone Hacks
(kihachi)

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