ハードウェア新製品はなし!Appleスペシャルイベントの発表内容まとめ

    Apple special Event

    Apple special Event
     
    Appleは25日(日本時間26日)に開催したスペシャルイベントで、雑誌の購読サービスを追加した「Apple News+」、毎日2%のキャッシュバックがあるクレジットカード「Apple Card」、ゲームのサブスクリプションサービス「Apple Arcade」、Apple TV向けのサービス「Apple TV Channels」「Apple TV+」を発表しました。ハードウェアの新製品発表はありませんでした。

    「Apple News+」はアメリカとカナダで提供開始

    Apple News+
     
    ニュース購読サービスApple Newsに、雑誌の購読サービスが追加された「Apple News+」が発表されました。Vogue、National Geographic Magazine、People、ELLE、The Wall Street Journal、Los Angeles Timesといった300以上の新聞・雑誌などを、Apple Newsアプリ内で楽しめます。
     
    対応端末はiPhone、iPad、Macで、アメリカとカナダでは本日より、オーストラリアとイギリスでは2019年中に提供開始されます。利用料金はアメリカでは月額9.99ドル、カナダでは月額12.99ドルで、初回1カ月分は無料で提供されます。
     
    関連記事:Apple、ニュースや雑誌が読み放題の「Apple News+」発表
     

    「Apple Card」はアメリカで今夏から提供開始

    Apple Card
     
    Appleが手がけるクレジットカード「Apple Card」は、iPhone用に設計されており、Walletアプリで管理します。Apple Payで店舗、アプリ、Webサイトで利用でき、取引履歴もアプリで確認可能です。機械学習とApple Mapsを活用し、取引相手や購入した商品のジャンルなどを分類して、毎週や毎月の支出概要としてまとめてくれます。
     
    Apple Cardの大きな特徴は、毎日のキャッシュバック(Daily Cash)です。Apple Cardの購入金額の一定割合がキャッシュバックされるのですが、Daily Cashは毎日ユーザーのApple Cashカードに追加されるため、それを使って商品を購入したり、Apple Cardの残高をチャージしたり、メッセージで誰かに送ることもできます。
     
    Apple PayでApple Cardを使用するたびに2%、Apple StoreやApp StoreといったAppleサービスを含む、Appleで直接購入したすべての商品に対しては3%のDaily Cashが受けられます。
     
    Apple Card
     
    Apple Cardは今夏、アメリカで提供開始します。
     
    関連記事:Apple、新しいクレジットカード「Apple Card」を発表
     

    「Apple Arcade」は150以上の国・地域で今秋から 日本でも

    Apple Arcade
     
    Apple Arcade」は、世界初のゲームのサブスクリプションサービスです。100タイトル以上の独自ゲームが提供予定で、デベロッパにはカートゥーンネットワーク、Finji、コナミ、LEGO、ミストウォーカー、SEGA、などがラインアップしています。
     
    iPhoneやiPad、Mac、Apple TVでプレイでき、端末を切り替えても途中からプレイできます。それぞれのゲームに前払いするこれまでの方法ではなく、Apple Arcadeに登録するだけで、このサービスで提供されるすべてのゲームを遊べます。
     
    2019年秋に150以上の国・地域で提供される予定で、iOS、macOS、tvOSのどのプラットフォームでも利用できます。提供される国・地域はイベントでは発表されていませんが、日本のプレスリリースが発表されていたことから、日本でも提供されるものとみられます。
     
    関連記事:Apple、ゲームし放題サービス「Apple Arcade」を発表
     

    「Apple TVチャンネル」は5月、「Apple TV+」は今秋提供開始

    Apple TV Channels
     
    Apple TVアプリの刷新とともに、今年5月から提供される「Apple TVチャンネル」が発表されました。新しいApple TVアプリでは、個別契約した動画配信サービスをアプリ内でひとまとめに視聴できます。
     
    iPhoneやiPad、Apple TVに加え、今秋からはMacでの利用にも対応します。そのほかSamsungやソニー、LGなどのスマートTV、Roku、fireTVでもApple TVアプリが利用可能になります。
     
    またApple独自コンテンツを配信するサブスクリプションサービス「Apple TV+」は、約2時間の基調講演のうち、1時間を割いて発表されました。イベントでは多くのハリウッドスターが登壇してコンテンツを紹介しました。なお料金については発表されませんでした。
     
    Apple TVチャンネルは今年5月、Apple TV+は今年秋に、100以上の国・地域で提供開始されます。提供される国・地域はイベントでは発表されていませんが、日本のプレスリリースが発表されていたことから、日本でも提供されるものとみられます。
     
    関連記事:Apple、動画サブスクリプションサービス「Apple TV+」を発表
     

    【イベント未発表】Apple TV(第4世代)がApple TV HDに

    apple tv hd
     
    イベントでは発表されなかった変更点として、イベントの基調講演終了後、これまで「Apple TV」としていた製品名が「Apple TV HD」と改称されました。価格に変更はなく税別15,800円で、仕様も変更がないものとみられます。改称によりApple TVの製品ラインアップは「Apple TV HD」と「Apple TV 4K」となります。

     
     
    Source:Apple [1] [2], 9to5mac
    (asm)

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