Apple、日本で80万人の雇用創出と発表、その7割をApp Storeが創出
Apple Japanは、日本国内で80万人以上の雇用を生み出していると発表しました。そのうち、App Store関連の雇用が約7割にあたる57万人以上を占めています。
直接と間接を合わせて80万人の雇用を創出
Apple Japanが発表した80万人以上の雇用創出は、Appleによる直接雇用と、サプライヤーやアプリ開発企業などを通じた間接雇用の合計です。
2016年8月に同社は、日本国内の雇用創出は71.5万人と発表していることから、2年あまりで10万人近くの雇用を増やしたことになります。
Apple社員は4,000人、多岐にわたる職種
日本国内で働くApple社員は4,000人で、設計者、科学者、建設、製造、小売、カスタマーサポート、マーケティング、エンジニアなど多岐に渡る職種の社員が働いています。
テクニカルサポート担当スタッフが1,441人、そのほか日本に8店舗あるApple Storeで働くスタッフがいます。
AppleのWebサイトには、横浜の研究開発拠点で最新技術の開発に取り組む社員や、Apple Storeなどで働く社員が写真付きで紹介されています。
日本のApple社員は、2010年の956人から、8年間で約400%も増加しています。
日本のサプライヤー905社と提携するApple
世界中で販売されるiPhoneやMacなどのApple製品には、数多くの日本企業がサプライヤーとして提供する部品が欠かせません。
Appleが提携している日本のサプライヤー企業は905社を超えており、サプライヤーを通じた雇用は約22万人にのぼります。
その内訳は、製造業が14.4万人で最も多く、科学及び技術サービスが1.8万人、卸売及び小売業が2.4万人などとなっています。
AppleのWebサイトでは、以下4社のサプライヤー社員が写真付きで紹介されています。
ミネベアミツミ:iPhoneの薄型LEDバックライトやカメラ用部品やスイッチ、MacBookシリーズのスイッチ類を製造
村田製作所:iPhoneのコンデンサや通信モジュールといった主要部品を製造
マルニ木工:Apple Parkの社員用カフェやApple Japanのカフェで使用されているアームチェアを製造
太陽インキ製造:iPhoneのプリント基板を製造。同社グループの太陽グリーンエナジーは、Appleが推進する再生可能エネルギー活用のため、太陽光発電で電力を供給。
App Storeだけで57.6万人の雇用創出
Appleによると、App Storeが日本国内に57.6万人の雇用を創出しており、80万人の7割以上を占めています。日本を拠点とするデベロッパの数は70万を超えています。
また、日本のデベロッパがあげた収益は、2008年以降の累計で240億ドル(約2.7兆円)にのぼります。
AppleのWebページでは、80歳からプログラミングを学び始め、WWDC 2017ではティム・クック最高経営責任者(CEO)から「最高齢の開発者」として紹介された若宮正子氏や、50以上の辞書アプリ開発で知られる物書堂の廣瀬則仁氏らが、写真付きで紹介されています。
Source:Apple Japan
(hato)