インドでiPhone7の製造へ、iPhone SE、iPhone6sに続き認可

インド政府当局が、iPhone7の国内製造を認可しました。iPhone SEとiPhone6sに続く、インドで製造されるiPhoneとなる見込みです。
Wistronの傘下企業にiPhone7製造の認可
インドの認証機関であるインド規格局が、iPhone7のモデル番号「A1778」を認証したことが分かった、と世界各地のモバイル事情に詳しいブログサイトblog of mobileが報じています。
今回、インドでのiPhone7製造が認可されたのは、台湾のWistron傘下のインド企業、ICT Service Management Solutionsです。
blog of mobileによると、ICT Service Management Solutionsは、インド国内でiPhoneシリーズを製造する唯一の企業で、2017年に製造を開始したiPhone SEと、2018年に製造を開始したiPhone6sも同社が製造しています。
インド南部・ベンガルールで製造
今回認可されたiPhone7は、インド南部のベンガルールにある工場で製造されるとのことです。
2018年3月、Wistronがベンガルール近郊における工場建設の許可を取得したことが伝えられています。
また、2018年12月には、Appleの幹部が1月にインドの商工大臣とインドでのiPhone製造をテーマに会談する、と報じられています。
インドでシェア1%、苦戦するiPhone
iPhoneは、価格帯の高さもあってインドでのシェアは1%程度と低迷しており、販売は苦戦しています。
しかし、急速な経済発展を続けるインドは、中国に続く成長市場としてAppleは大きな期待を寄せています。
インド政府は国内産業保護のため、外国企業による直営店設置には製品の国内製造比率が30%以上という厳しい制限をかけています。インドでの販売強化のために直営店を開設したいAppleは、同国における製造を強化しています。
FoxconnもインドでiPhone製造との報道も
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、2016年にインドを訪れてモディ首相と会談、アプリ開発者支援施設や地図開発拠点を設置しています。
2018年末には、Apple最大のサプライヤーであるFoxconnが、2019年にもインドでiPhoneの製造を開始する、とReutersが報じています。
Source:blog of mobile
(hato)