Apple、2018年に1,100万台のiPhoneのバッテリーを交換していたことが判明


     
    昨年の12月末まで、旧iPhoneのバッテリー交換を29ドル(日本では3,200円)での割引価格で行うことができるプログラムが実施されていましたが、2018年にAppleがバッテリー交換を行ったiPhoneの数は、1,100万台にのぼっていたことが明らかになりました。
     

    最大で通年の11倍のバッテリー交換台数に到達

    Appleが2018年10〜12月期の業績見通しを下方修正したのに伴い、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が緊急全社会議を催したことがわかっていますが、その中で昨年1,100万台のiPhoneのバッテリー交換が行われたことが発表されました。通常の年間100万〜200万台の最大11倍にあたる数です。
     
    バッテリー交換割引プログラムは、Appleがバッテリーが古くなったiPhoneの動作性能を密かに抑制していたことへの謝罪として開始されました。通常79ドル(8,800円)だったiPhoneのバッテリー交換料金が、わずか29ドル(3,200円)で行えたプログラムは人気を博し、一部のモデルでは待ち状態になったこともありました。
     
    なお、バッテリー交換は、すでに2019年1月1日から新料金が導入されています。
     
    Appleの内部情報に詳しいジョン・グルーバー氏は、自身のブログDaring Fireballで、元Apple役員のジャン=ルイ・ガセー氏の執筆した、バッテリー交換割引プログラムのデバイス売上への影響についての記事を参照し、以下のように意見を述べました:
     

    バッテリー交換割引プログラムのiPhone売上への影響は、iPhone XRとXSシリーズが出るまでわからなかった。数百万人のiPhoneユーザーが新しいバッテリーが入った旧iPhoneで満足しているとき、誰が新しいiPhoneへアップグレードするだろうか?

     
     
    Source:Daring Fireball via 9to5Mac
    (lexi)

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