iOS12.1.3ベータ1がリリース〜tvOSとmacOS Mojaveベータ版も

 
Appleが開発者向けにiOS12.1.3の初のベータ版をリリースしました。合わせてtvOS 12.1.2ベータ2とmacOS Mojave 10.14.3ベータ2もリリースしています。

特許問題対応のためiOS12.1.2を急遽リリース

Appleは現地時間12月19日、開発者向けにiOS12.1.3ベータ1をリリースしました。eSIMアクティベーションに関するバグと、中国におけるQualcommとの特許問題に対処したiOS12.1.2からわずか数日でのリリースとなっています。
 
米メディアMacRumorsによれば、iOS12.1.3ベータ1は内容的にはiOS12.1.2ベータとほぼ同じであり、iOS12.1.3ベータ1というよりも、iOS12.1.2ベータ2といったほうがふさわしいと述べています。実際、iPhone Maniaのコメント欄で読者の方も指摘しているように、iOS12.1.2ベータ1のビルド番号は16D5024aだったにも関わらず、iOS12.1.2正規版のビルド番号は16C101と、ベータ1のビルド番号のほうがアルファベット順が遅くなっています。
 
これは中国で裁判所が、AppleがQualcommの特許を侵害していると判断したために、それに対応するiOS12.1.2を緊急でリリースしたためと推測されています。
 
なおAppleは現在も中国でiPhoneのすべてのモデルの販売を継続しています。

tvOS 12.1.2ベータ2とmacOS Mojave 10.14.3ベータ2

またAppleは同日、Apple TV向けにtvOS 12.1.2ベータ2とmacOS Mojave 10.14.3ベータ2もリリースしました。どちらのOSもマイナーアップデートであり、バグの修正と機能向上が中心と見られています。

 
 
Source:MacRumors(1),(2),(3)
(lunatic)