Apple、T2セキュリティチップにサードパーティー修理を防ぐ機能があることを認める

MacBook-Air-Keyboard-10302018

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昨年のiMac ProからMacに搭載されているT2セキュリティチップですが、Appleの正規サービスプロバイダー以外のサードパーティー修理をブロックする機能があることをAppleが公式に認めた模様です。

T2チップの修理ブロック機能とは

T2チップは、新型MacBook AirやMac mini、今年アップデートされたMacBook Pro、昨年発売となったiMac Proに搭載されているMac用カスタムシリコンです。
 
「Secure Enclave コプロセッサが組み込まれているので、セキュリティが一段と強化される」と謳われており、新型MacBook Airでは、蓋を閉じた際にハードウェアレベルでマイクへのアクセスを遮断するなどの機能も含まれていますが、T2チップには修理プロセスの管理という別の側面もあるようです。

ロジックボードやTouch IDセンサーの交換の際に発動か

先月の頭に正規サービスプロバイダー以外による修理によりT2チップ搭載のMacが動作不良となるとの報道がありましたが、デバイスの分解で知られるiFixitがMacBook Proのディスプレイとロジックボードを交換して検証を行ったところ、無事修理は可能との結論に達しました。
 
しかしながら、今回米メディアThe VergeがAppleに行った最新の取材では、T2チップを搭載するMacのロジックボードTouch IDセンサーの交換を行った後、診断ツールが起動され、正規サービスプロバイダーによって修理が行われたかどうかを確かめるプロセスが実施される、とAppleが公式に認めたことがわかっています。
 
Appleは、この修理プロセスの管理が昨年のiMac Proからすでに始まっていたのか、今回適用された新ポリシーなのかは明らかにしていません。
 
iFixitの最高経営責任者(CEO)のカイル・ウィーンズ氏は、「T2は、(Appleが)製品オーナーに対して振りかざしているギロチンだ」と、警鐘を鳴らしています。
 
 
Source:The Verge
(lexi)

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