Apple、タブレット市場では首位維持もスマホ市場ではHuaweiに抜かれ3位に

iPad Pro Apple 公式

Apple iPad Pro
 
2018年第3四半期(7−9月)の世界タブレット市場において、Appleがシェア26.6%で首位を維持したことがわかりました。しかしスマートフォン市場ではHuaweiに抜かれ3位となっています。

AppleのiPadは首位を維持

調査会社IDCが発表した調査データによると、第3四半期における世界全体でのタブレット出荷台数は3,640万台で、前年同期比で8.6%の減少となりました。
 
第3四半期におけるAppleのタブレット(iPad)出荷台数は970万台で、前年同期比で6.1%減となりながらも、首位の座を維持しました。2位のSamsungの出荷台数は530万台なので、その差は2倍近くとなっています。
 
3月に発表したApple Pencil対応のiPadが出荷台数増に貢献したものの、2017年第3四半期に発売した低価格版iPadほどの勢いは生まれなかったとIDCは分析しています。また前年同期比でマイナスとなったのは、新しいiPadへの期待による買い控えと見られます。
 
Appleは11月7日に、顔認証のFace IDとUSB Type-C(USB-C)端子を搭載した新型iPad Proを発売します。
 
なお上位5ベンダーのうち、対前年同期比で出荷台数が唯一プラスとなっているのがHuaweiです。欧州およびラテンアメリカ諸国での成長が奏功しているようです。
 

 

スマートフォンではAppleは3位に

同じくIDCが発表した2018年第3四半期の世界スマートフォン出荷台数予想によると、AppleのiPhone出荷台数のシェアは13.2%でHuaweiの14.6%を下回り、3位となっています。
 
しかしiPhone XRの発売、そして年末商戦への突入により、次の第4四半期(10−12月)はAppleが再び2位の座に返り咲く可能性は十分ありそうです。

 
 
Source:IDC via MacRumors
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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