AppleのCarPlay、満足度でAndroid Autoに勝利!

調査会社J.D. Powerが実施した、AppleのCarPlayとGoogleのAndroid Autoの満足度調査で、CarPlayの満足度がAndroid Autoを上回っていることがわかりました。iOS12ではCarPlayでGoogle Mapsが利用可能になり、満足度はさらに高まると予測されます。
CarPlayの満足度、Android Autoを上回る
AppleのCarPlay、GoogleのAndroid Autoといった車載インフォテインメントシステムは、対応車種の増加に伴い、自動車購入予定者の多くが高い関心を寄せています。
J.D. Powerが実施した、AppleのCarPlayとGoogleの顧客満足度(1,000点満点)調査では、CarPlayの満足度は777点で、Android Autoの748点を上回っています。
CarPlayの満足度についてJ.D. Powerは「かなり高い満足度を獲得している」と述べています。
車載ナビ所有者の56%がGoogle Mapsを主に使用
車載ナビゲーション付きの新車を購入した回答者の19%は純正ナビを使っておらず、そのうち70%はほぼいつもスマートフォンを使っていました。
ナビゲーション分野では、Google Mapsの存在感が目立ちます。車載ナビゲーション所有者のうち、最もよく使うナビゲーションはGoogle Mapsが56%で、Appleマップの23%、GoogleのWazeの16%を大きく引き離しました。
J.D. Powerのクリスティン・コロッジ氏は「消費者は、車載ナビゲーションよりもスマートフォンの方が性能が良く、音声認識能力も高いと考えていることの表れだ」とコメントしています。
iOS12ではCarPlayでGoogle Mapsが利用可能に!
現在、開発者向けにベータ12が公開されているiOS12では、CarPlayでGoogle Mapsなどのサードパーティ製アプリを使用可能となります。
CarPlayでGoogle Mapsが使えるようになれば、CarPlayの満足度はさらに高まるだろう、と米メディア9to5Macは予測しています。
利用者の半数「利用できない車種は購入しない」
CarPlayやAndroid Autoといった車載インフォテインメントシステム利用者を対象にStrategy Analyticsが実施した調査によると、利用者の満足度は85%以上と非常に高く、半数強がCarPlayやAndroid Autoが利用できない車種は「購入しない」と回答しています。
アメリカ自動車協会(AAA:日本のJAFに相当)の調査によると、CarPlayやAndroid Autoは、純正ナビゲーションシステムよりも操作が簡単で分かりやすく、運転中の操作による事故リスクが低いとの調査結果を公表しています。
Source:J.D. Power via 9to5Mac
(hato)