キーボード問題は?新型MacBook Pro、ジャーナリストのレビューが公開
新型MacBook Proには、第3世代となるバタフライ構造キーボードが搭載され、タイピング時の静かさが向上したとうたわれていますが、Appleが無償修理プログラムを開始した問題については改善されたのでしょうか?ジャーナリストの試用レビューから探ります。
複数のジャーナリストが試用レビューを公開
突如として発売された新型MacBook ProのキーボードについてAppleは、「より静かにタイピングができる」とアピールしています。
2016年モデルのMacBook Proで採用されたバタフライ構造のキーボードは、ごく小さな異物の影響でキーボードが正常に動作しなくなる問題があり、海外では集団訴訟に発展、Appleは6月下旬から無償修理プログラムを開始しています。
スペックの向上と同様に進化の度合いが気になる新型MacBook Proのキーボードについて、複数のジャーナリストが発表した試用レビューのうち、キーボードについての言及をMacRumorsがまとめています。
Appleは不具合に対処する時間を取れていない?
TechCrunchのブライアン・ヒーター氏は、体感できるレベルで静かになったと評価しています。
明らかに先代のキーボードより静かになっていると言えます。新旧モデルを並べて比較できたわけではありませんが、第2世代のキーボードのユーザーなら、違いはすぐにわかるでしょう。
しかし、キーボードの構造面での違いは何もないようです。バタフライスイッチも、キーの深さも先代モデルと同様です。
そして、Appleはバタフライ構造キーボードの問題を根本的に解決する為の時間が十分になかったのではないか、とも推測しています。
バタフライ構造キーボードの不具合は、比較的最近になって問題になったので、Appleは十分にキーボードの構造を再検討する時間が取れなかったのではないか。
「キーボードの信頼性は向上、していて欲しい」
iMoreのレネ・リッチー氏は、キーボードの信頼性は向上しているのではないか、と期待を寄せています。
Appleはキーボードの静粛性向上に力を入れていますが、信頼性も改善されていることでしょう。少なくとも、改善されていて欲しいと心から願います。
Appleによると、バタフライキーボードについて最も強い反発は、タイピング時の音についてのものだったそうです。
「不具合の解消は新型キーボード開発の目的ではない」
The Vergeのディーター・ボン氏は、先日Appleが開催した新型MacBook Proの報道陣向け説明会で、Appleはキーボードの問題を解決するために新型キーボードを開発したのではないと聞いた、と伝えています。
Appleによると、第3世代のキーボードは、不具合の問題を解決するために開発されたのではないそうです。Appleの担当者は、キーボードの不具合が発生しているのはユーザー数から見てごくわずかでしかない、と強調していました。
説明会でAppleの担当者に、キーボードが正確にどの程度静かになったのかを尋ねましたが、具体的回答は得られませんでした。
MacRumorsはApple担当者の発言から、以下2つの可能性があるのではないか、と推測しています。
1つはAppleがバタフライキーボードの不具合について対策ができていない、もう1つは公式に問題を認めたくない、というものです。
分解レポートに期待
残念ながら、現時点で公開されているいずれのレビューでも、第3世代バタフライキーボード構造の変化について明確な言及はされていません。
米Appleは新型MacBook Proの発送予定日を最短で7月16日と案内していることから、数日のうちには分解レポートなどが公開されると見込まれます。
Source:TechCrunch, iMore, The Verge via MacRumors
(hato)