App Store10周年！2008年に人気だったあのアプリは今

App Storeは、2018年7月10日で10周年を迎えました。この10年間で、App Storeからアプリがダウンロードされた総数はなんと1700億回を超え、今後もまだまだ発展の見込みがあります。
 
そんなApp Storeの10周年を記念して、10年前の2008年度に人気だったアプリを振り返り、10年経った「今」、どうなっているかを調べてみました。

2008年のトップ無料アプリ「Pandora Radio」の今

 
2008年、App Store1年目にもっともダウンロードされた無料アプリは「Pandora Radio」です。
 
「Pandora Radio」は音楽のストリーミングアプリで、洋楽に限りますが、自分が好む曲をアプリが分析して放送してくれます。
 
その選曲の精度の高さが人気の秘訣となり、今もApp Storeのミュージックカテゴリの上位をキープしています。
 
また、各年のダウンロード数ではトップ10から漏れることはあるものの、有料サービス「Pandora Premium」により売上ランキングでは現在も上位にランクインし続けています。
 
「Pandora Radio」は、現在は「Pandora Music」という名前で配信されています。当時、日本でも流行したアプリですが、残念ながら今は日本からの利用はできません。

2008年2位の無料アプリ「Facebook」の今

 
2008年、2番目にダウンロードされたアプリはおなじみ「Facebook」です。
 
現在も利用者の多いSNSのiOSアプリ版で、2008年以降も毎年トップ10入りをし続けています。
 
Facebookアプリにはもともとメッセージをやりとりするためのメッセンジャー機能がついていましたが、現在はこの機能は「Messenger」として単独のアプリで配信されています。
 
この「Messenger」もリリース以降毎年ダウンロードランキングのトップに食い込んでおり、根強い人気が伺えます。
 
App Storeでこれまで最もダウンロードされたアプリのランキングでは「Facebook」と「Messenger」で1位と2位を独占する形になっており、今も世界中で支持されていることがよくわかります。
 

 

2008年に流行ったゲームはどうなった？

 
今も安定して人気のあるサービス系アプリに対して、ゲーム系アプリは毎年ランキングが大きく変動します。
 
2008年で1番ダウンロードされた有料ゲームアプリは、Appleが出していたポーカーアプリ「Texas Hold’em」で、600円で販売されていました。
 
「Texas Hold’em」は2011年にApp Storeから削除され、現在は入手することができません。
 
ゲームアプリは、同じジャンルのアプリが後から無料で配信されることも多く、Texas Hold’emのような伝統あるゲームも例外ではありません。アプリの削除には、そういった背景もあったのではないかと推測されます。
 
ゲームアプリの総数が少なかったとはいえ、2008年に1番売れていたアプリが、今は存在すらしないというのが、ゲームアプリ市場の変化の激しさを物語っていますね。

10年前の人気アプリを振り返って

10年前に人気があったアプリの中で、ツール系やサービス提供系アプリは「今も人気」のアプリが多く、ゲーム系アプリは逆に「今は流行っていない」アプリがほとんどでした。
 
2008年当時配信されていたゲームは「ボウリング」や「ホッケー」など、シンプルなものが多く、現在流行しているゲームとは趣が違います。
 
今年2018年であれば、バトルロワイヤル系のゲーム「PUBG MOBILE」などが流行しており、ゲーム性や画質などがこの10年間で飛躍的に進化していったのがよくわかります。
 
ツール系、サービスを提供する系統のアプリはアプリそのものの操作性よりも「サービスの内容」が重視され、逆にゲームに関しては内容はもちろんのこと、「画質」「音楽」なども重視されているということでしょう。
 

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Source:TechCrunch,MacRumors,App Annie
(かえで)