2017年度国内タブレット出荷台数は870万台、3年ぶりにプラス成長

2017年度通期(2017年4月〜2018年3月)の国内タブレット端末の出荷台数は、前年度比3.4%増の870万台で、3年ぶりのプラス成長でした。メーカー別では、Appleが8年連続の首位に立っています。
3年ぶりのプラス成長
MM総研は5月22日、2017年度通期の国内タブレット端末出荷概況の調査結果を発表しました。
国内のタブレット端末の出荷台数は、2014年度をピークとして2年連続で減少傾向にありましたが、3年ぶりの増加となりました。
メーカー別シェアではAppleが8年連続首位
メーカー別のシェアでは、Appleが42.0%で、2010年に国内でタブレット端末が発売されて以来、8年連続で首位となりました。
以下、2位Huawei、3位LG、4位富士通、5位NECレノボグループの順で続きました。
2017年3月発売のお手頃価格iPadが回復の要因に
2017年3月には、3万円台から購入できる9.7インチiPadが発売されたこともあり、携帯キャリアが販売するWi-Fi + Cellularモデル、Wi-Fiモデルともに出荷台数が回復しました。
2018年3月、Appleは「教育」をテーマとしたイベントで、Apple Pencilに対応したiPad(第6世代)を発表しています。
また、ハイエンドモデルiPad Proは、iPhone Xのようなフルスクリーンディスプレイになると予測されており、現地時間6月4日から開催される世界開発者会議(WWDC 18)で発表されるのではないか、とも噂されています。
2018年度も引き続き成長
MM総研は2018年度の出荷台数について、2017年度から微増傾向が続き、前年比3.4%プラスとなる900万台と予測しています。
同社は、セルラーモデルはキャリア各社が提供する大容量プランや各種のコンテンツサービスの充実との相乗効果により堅調に推移し、Wi-Fiモデルは教育市場を含む法人市場での拡大が期待できる、と予測しています。
Source:MM総研
(hato)