最大32GBメモリに対応、Intel「Cannon Lake」プロセッサが出荷開始

最大32GBのメモリに対応するIntelの「Cannon Lake」プロセッサが出荷されていることが分かりました。しかし、MacBook Proが32GBメモリに対応するのは、2019年まで待つ必要がありそうです。
LPDDR4規格メモリのプロセッサ搭載
中国の販売業者の資料に、IntelのCore i3-8121Uプロセッサ搭載のLenovo製ノートパソコンIdeaPad 330が掲載された、とArs Technicaが報じました。
Intelの公式サイトには、現世代の14nmプロセスよりも微細化が進んだ10nmプロセスで製造されるこのプロセッサはLPDDR4規格メモリに対応し、最大32GBのメモリを搭載可能であり、2018年第2四半期(4〜6月)に出荷開始と説明されています。
最大メモリが16GBの現行MacBook Pro
現行のMacBook Proは、搭載しているプロセッサがLPDDR4規格メモリ非対応のため、メモリの最大容量が16GBに制限されています
「Cannon Lake」プロセッサが本格的に出荷されれば、32GBのメモリを搭載可能なMacBook Proの発売に期待したくなりますが、もう少し待たなくてはならないようです。
米メディアAppleInsiderは、先述のCore i3-8121Uプロセッサは低消費電力の廉価モデルであり、MacBook Proではなく、12インチMacBookやMacBook Air向けだろう、と指摘しています。
Intelは先日の決算発表で、「Cannon Lake」プロセッサの出荷は2018年に開始するものの、製造時の歩留まり率に改善が必要として、本格的な出荷は2019年になると発表しています。
WWDC 18での発表は期待薄か
2017年6月の世界開発者会議(WWDC 17)では、MacBookシリーズのリフレッシュが発表されました。
現地時間6月4日から開催される今年のWWDCでは、MacBook Proのリフレッシュが発表されるかもしれませんが、「Cannon Lake」プロセッサ搭載モデルに関する発表は期待できなさそうです。
Source:Ars Technica, AppleInsider, Intel
(hato)