パラリンピック車いす競技の米代表選手、Apple Watchを愛用

Apple Watchを愛用する、車いす競技のパラリンピック選手のインタビューを、米メディアCNETが掲載しました。アクセシビリティ機能の充実に取り組むAppleは「誰にでも使いやすい製品」を製品開発哲学としています。
パラリンピックに2度出場しているプルイット選手
2018年5月17日は、テクノロジーとアクセシビリティについて考える日である「グローバル・アクセシビリティ・アウェアネス・デー」(Global Accessibility Awareness Day : GAAD)です。
これに先立ち、米メディアCNETが、車いす競技のアメリカ代表として2012年と2016年の2回パラリンピックに出場しているオースティン・プルイット選手のインタビューを掲載しています。
膝から下に麻痺があるプルイット選手は、車いす競技の世界レベルの選手です。以前、車いすに何種類ものトラッカーを装着してデータを取っていましたが、現在はApple Watchひとつで間に合っているそうです。
プルイット選手は
これで、何でもできる。車いすも、歩くのも、すべて。
と語り、Apple Watchでトレーニングや競技だけでなく、日常生活のアクティビティ情報もカバーできることに満足そうです。
「誰にでも使いやすい製品」というAppleの開発哲学
Appleのアクセシビリティ部門責任者のサラ・ヘリンジャー氏は、CNETに対して同社の取り組みについて「毎年、何か新しい機能を追加し、毎年、少しずつ改善できるように努めています」と、アクセシビリティ機能が進化を続けていると語っています。
Apple製品のアクセシビリティ機能は、製品が「誰にでも使いやすい」ものになることを目指して開発されている、と同社はWebサイトで説明しています。
同社に勤務する盲目の女性エンジニアが開発した機能の実装などの取り組みが評価され、アメリカの視覚障がい者団体から表彰も受けています。
アクセシビリティ機能の中には、障がいのないユーザーにも便利なiOS11の「ダークモード(スマート反転)」機能などもあります。
昨年、iPhoneやMacのアクセシビリティ機能を紹介する動画も公開
2017年の「グローバル・アクセシビリティ・アウェアネス・デー」にあたりAppleは、様々な障がいを持つ方がiPhoneやMacなどのアクセシビリティ機能を、楽しみながら活用する様子を紹介した動画を公開しています。
また、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が障がいを持つ3人のYouTuberと対談した様子の動画も公開されています。
Source:CNET
(hato)