Apple、アメリカ史上初の時価総額1兆ドル超え間近〜追い上げるAmazonに注意?

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Appleがアメリカの上場企業として史上初の時価総額1兆ドル(約109兆円)に迫っているといわれていますが、Amazonの追い上げが凄まじく、1兆ドルに達してもその後すぐにAmazonに越される可能性が浮上しています。

1兆ドルを超えてもすぐにAmazonに追い抜かれる?

スティーブ・ジョブズ氏らにより1976年に起ち上げられたAppleは、過去40年で年間収益が2,290億ドル(約25兆円)に上り、ポルトガルやニュージーランドのGDPを超えるほどに成長しました。
 
Appleの時価総額は10日、有名投資家のウォーレン・バフェット氏の持株会社Berkshire HathawayがApple株の買い増したことなどにより、9,340億ドル(約102兆円)に達しています。
 
iCloudやApple Musicを含める、Appleのサービス事業の収益が31%成長したことを受け、調査企業CFRAのアナリスト、アンジェロ・ジノ氏は9日、Apple株の目標価格を195ドルから210ドルへと上方修正しました。時価総額は1兆300億ドル(約113兆円)に達する計算になります。
 
しかしながら、Amazonが凄まじい勢いで追い上げており、Appleが時価総額1兆ドルに到達する前、もしくはその直後にAppleを時価総額で上回る可能性が浮上しています。現在、株式時価総額は7,800億ドル(約85兆円)のAmazonですが、Appleと比べて急速に売上を伸ばしています。
 
Apple株価は、iPhone Xの好調などを受け、過去1年間で24%上昇しましたが、Amazon株価は、31%収益が増加したこともあり、過去12カ月で70%の成長を見せています。
 
Appleは今年の9月、Amazonは10月にそれぞれ時価総額1兆ドルに到達するとみられていますが、Amazonの成長率が昨年と変わらない場合、その後すぐにAppleを時価総額で追い抜くと予想されるとのことです。
 
 
Source:Reuters
Photo:Thought Catalog/Flickr
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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