Apple Musicの新責任者はShazam買収の中心人物
Apple Musicの新たな総責任者として、AppleのShazam買収において中心的役割を果たしたオリバー・シャサー氏が就任しました。また、同サービスの有料会員数が4,000万人を突破したことをAppleが正式に認めました。
Apple Musicの新責任者はShazam買収の中心人物
エンターテインメント情報関連メディアのVarietyによると、新たにApple Musicの総責任者となったオリバー・シャサー氏(トップ写真左)は、これまで同社の英ロンドン拠点に勤務し、米国外のApp Store、iTunesビデオ、iBooksやPodcastといったコンテンツ事業を担当したほか、AppleによるShazam買収で中心的役割を担ったとされています。
なお、AppleによるShazam買収については、現在ヨーロッパの規制当局による調査が行われており、現地時間4月23日に買収の可否が判明する予定です。
オリバー・シャサー氏の新しい肩書は「Apple Music及び国際コンテンツ担当副社長」で、コンテンツやサービス事業を統括するエディ・キュー上級副社長(トップ写真右)のもとでの昇進に当たります。
2014年にAppleがBeatsを買収して以降、Apple Music事業の「顔」的存在だったジミー・アイオビン氏が第一線を退いたと報じられていますが、VarietyがApple関係者から得た情報によると、今回のシャサー氏の責任者就任はアイオビン氏の状況に影響を与えるものではない、とのことです。
Apple Musicの会員数は月5%の割合で増加中
Apple Musicの有料会員数が、世界115の国と地域で4,000万人を突破したほか、3カ月間の無料トライアル会員が約800万人いることが、Varietyがエディ・キュー氏から入手したメモで明らかになっています。
Apple Musicの有料会員数は、月に5%のペースで増加しており、これはライバルであり最大手のSpotifyの2%と比べてかなり速いペースです。
なお、先日Apple Musicのコンテンツ・ディレクターであるスティーブ・フアン氏が、TwitterでApple Musicの有料会員数が4,000万人を突破したことを明らかにしていました。
Source:Variety
Photo:iClarified
(hato)