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2018年3月31日 12時21分

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【取材】学生向けMacアップグレードプログラムなど導入、近畿大学の新たな試み

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近畿大学 Macアップグレードプログラム BYOD CLICK asm
 
もうすぐ4月。春の入学に備えて、全国各地の大学では新入生向けの説明会が開催されています。志願者数が4年連続1位(2017年度)となり、学生数も3万人を超える近畿大学では今年、大学では初となるMacアップグレードプログラムの導入、特定の学部だけでなく大学全体でのBring Your Own Device(BYOD)推進、学生のパソコンサポートに特化した店舗開設など、新たな取り組みを開始します。
 
そこで先日、東大阪にある近畿大学のメインキャンパスで開かれた説明会を訪れ、大学の取り組みについて取材してきました。

2万人の学生が集う近畿大学 東大阪キャンパス

訪れたのは近鉄大阪線 長瀬駅から徒歩10分の近畿大学 東大阪キャンパス。関西ではこの歴史のある西門がよく知られています。
 
近畿大学 Macアップグレードプログラム BYOD CLICK asm
 
甲子園球場約12個分の広大な敷地にある東大阪キャンパスは、全6カ所の近大キャンパスでも最大規模。年々増加する学生数に対応するため、2020年の完成をめどに大規模な施設整備を進めており、老朽化した校舎などを順次建て替えているとのことです。取材で訪れた日も、いくつかの工事中エリアがありました。
 
東大阪キャンパスのシンボルは、2017年4月にオープンした「アカデミックシアター」。産業や医療、教育、芸術など7万冊もの書籍が閲覧できる図書館で、24時間開放の自習室もあります。
 

近畿大学 Macアップグレードプログラム BYOD CLICK asm

近畿大学 東大阪キャンパスのアカデミックシアター外観

 

近畿大学 Macアップグレードプログラム BYOD CLICK asm

アカデミックシアター内部は書店のような充実のラインアップ。マンガも数万冊ある

 

近畿大学 Macアップグレードプログラム BYOD CLICK asm

アカデミックシアター全景の模型。1号館から5号館までが複雑に組み合わされています

 
少し見学させて頂いた新入生向け説明会は、新2年生の司会で進行。多くの新入生が保護者とともに参加していました。
 
★再使用不可 近畿大学 Macアップグレードプログラム BYOD CLICK asm

大学全体で「BYOD」を推進、インフラ環境も充実設備に

高校時代に比べると、授業や研究などでパソコンを利用する機会が増える大学生ですが、校内で利用できる共用パソコンは設置台数や利用できる時間にも限りがあり、いつでも好きなときに利用するのは困難です。そこで推奨されているのが、個人が自身所有の端末を持ち込んで利用するBYODです。
 
近大の場合、個人のノートパソコンを購入しなければ授業に参加できない完全必携の学部(理工学部情報学科)もありますが、今年度からは学部単位ではなく、大学全体でのBYOD推進をスタートします。
 

 近畿大学 Macアップグレードプログラム BYOD CLICK asm

近畿大学 情報処理教育棟(KUDOS)サイト内のBYOD特設ページ。さまざまな設備・サービスが個人の端末で利用できる

 
これに合わせて学内のインフラ環境も充実。学生がキャンパス全域で利用できるWi-Fiを整備し、共用プリンタは個人所有の端末からも印刷できます。利用頻度の高いMicrosoft Officeなどのソフトウェアも個人所有の端末に無料導入できるなど、快適に利用できるよう大学側もサポートしています。

「Macアップグレードプログラム」を初導入

今年の近大の推奨パソコンは、Windowsマシンの「FMV LIFEBOOK UH90」「Panasonic Let’s note SZ6」と、13インチのタッチバーなしモデルの「MacBook Pro」、近大とソフマップが連携して提供するMacアップグレードプログラム対象の「MacBook」の4機種。Macは昨年に引き続きの採用ですが、今年新たに取り入れるMacアップグレードプログラムでの購入方法は、日本の大学初の導入だそうです。
 
近畿大学 Macアップグレードプログラム BYOD CLICK asm
 
Macアップグレードプログラムは、2017年2月にビックカメラとソフマップが提供開始したMacの新しい購入方法。2年後のMacの推定本体価格を購入価格の約35%と定め、これを差し引いた金額を2年間分割払いする仕組みです。2年後に「残りの35%相当を支払って買い取る」「返却してアップグレードプログラムを終了する」「返却して新たにアップグレードプログラムで新機種を買う」のいずれかを選択できます。
 
近大生協では同プログラム利用でMacBookを購入する場合、頭金は25,900円、分割払いの初回は5,820円で、2回目以降は3,900円×23回の2年間で合計121,420円となります。近大生協の店長・新田大地さんによると「月額4,000円程度であれば学生も買いやすい」と導入を決めたそうで、新入生や保護者からは「こんな制度あったんや!」と大きな反響があったそうです。
 

近畿大学 Macアップグレードプログラム BYOD CLICK asm

推奨パソコンのMacBookとMacBook Pro。生協特別価格です

 
大学としては”WindowsでもMacでもどちらでもよい”というスタンスで、購入するモデルは学生自身が決めます。一番人気はLIFEBOOKで、Macを選ぶのはデザインにこだわりのある学生や、Macを利用する先生の多い学部の学生だといいます。
 
ちなみに人気は家庭用プリンタと後述する有償サポートパックとのセットで、校内のプリンタは学生個人の端末からも自由に使えるものの、レポート提出時期など印刷が殺到する期間は順番待ちになるそうで、家庭用プリンタがあればいつでも好きな時に印刷できると推奨しているそうです。
 
説明会のパソコン展示ブースでは、端末選びの参考にと先輩学生が丁寧に解説。家電量販店のスタッフのようにスペック中心ではなく、自身が学生生活でどのように活用していたかなどの経験をもとにしており、新入生・保護者は熱心に耳を傾けていました。
 

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スーツ姿の学生スタッフの説明に聞き入る新入生・保護者

 

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近大生協店長の新田大地さん(左)と、展示ブースでスタッフとして活動する理工学部情報学科の森田響さん

 
生協で販売する推奨パソコンは手厚い保証制度も特徴のひとつです。メーカー保証は通常1年間ですが、大学生活でずっと使えるよう保証期間は4年間に、画面が映らないなどの通常の故障であれば修理代金は無料です。動産保証も4年間で、事故による故障の場合も、限度額内の修理であれば免責負担は5,000円で済みます。
 
保証限度額は機種により異なります。MacBook ProやMacBook、Let’s noteの場合は、1事故あたりの保証限度額が1年目は15万円、2年目は12万円、3年目は10万円、4年目は6万円と減少する一方、LIFEBOOKは4年間ずっと限度額15万円で変わらないことから人気を集めています。

学生のPCサポートに特化した店舗もこの春オープン!

さらに近大生協では、推奨パソコンの購入者対象に有償のサポート制度「近パソサポートパック」も提供しています。税込み19,800円で4年間利用でき、初期設定やセットアップ、データのバックアップなど、さまざまなトラブルや疑問を追加料金なしで相談できるのが嬉しいところ。
 
この4月からは西門を出てすぐの場所に、パソコンサポートに特化した店舗「CLICK」がオープンします。1階が推奨パソコンのサポートセンターで、2階は学生の住まい探しの相談の場となっています。
 

近畿大学 Macアップグレードプログラム BYOD CLICK asm

近パソサポートパック加入者が利用できるサポートセンター「CLICK」

 

近畿大学 Macアップグレードプログラム BYOD CLICK asm

画像右側は近畿大学の西門。大学まですぐの好立地

 
Apple正規サービスプロバイダーのような店内では、Macの周辺機器類も販売するそうです。平日午前10時~午後5時の営業時間で大学からのアクセスも良いため、パソコン利用に不安のある学生も気軽に相談できそうです。
 

近畿大学 Macアップグレードプログラム BYOD CLICK asm

サポートセンター「CLICK」の店内。周辺機器なども陳列するそうです

 

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CLICKのロゴを前に、近大生協店長の新田大地さん(左)と、近大学生向けMacアップグレードプログラムやCLICKに携わるソフマップの阿部輝さん

製品で支えるApple、設備で支える大学、新入生を支える先輩学生

近畿大学附属高校でも、生徒1人につき1台のiPadを導入するICT教育が話題になるなど、教育現場でApple製品を活用する動きが広がりつつあります。つい先日アメリカの学校で開催したスペシャルイベントでも、学生・教職員向けの割引価格を設定した新しいiPadを発表するなどAppleも教育に力を入れており、さまざまなアプリやツールも提供しています。
 
学生の学びを手助けするツールとしてApple製品が活用され、大学は手厚い設備投資で快適な学習環境づくりを進める。そんななかで育った学生が進級し、後輩に自らの経験を語り継いでいく―――近畿大学にはそんな好循環がつくられているように感じました。
 
 
(asm)

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