テイラー・スウィフトさん、新作発売1週間はApple Musicなどでの配信を拒否
人気ミュージシャンのテイラー・スウィフトさんが、近日発売されるニューアルバム「Reputation」を、発売後1週間はApple Musicなどのストリーミングサービスで配信しない方針である、と報じられています。
新作発売後1週間のストリーミング配信を拒否
テイラー・スウィフトさんのニューアルバム「Reputation」は、11月10日(日本のiTunes Storeでは12日)に発売されますが、発売後1週間はApple Musicなどのストリーミングサービスでの配信をしない方針である、と匿名の情報源からの話としてBloombergが報じています。
ストリーミング各社は、現在もテイラーさん側と交渉を続けているとのことです。なお、CD販売のほか、iTunesなどのオンライン配信では発売日から購入可能です。
音楽ビジネスの5.9%を占めるストリーミング
ストリーミングサービスは、既存の音楽ビジネスに大きな影響を与えていますが、いまや世界全体で販売額の5.9%を占める、無視できない存在となっています。
しかし、確実なセールスを見込める人気アーティストにとっては、ストリーミングよりも利益率の高いCDやデジタル配信が魅力的なのも事実です。
「1989」のApple Music配信拒否で話題に
テイラーさんは、Apple Musicのサービスが開始された2015年、同サービスの無料サービス期間中はアーティストへのロイヤリティ支払いがないことを批判し、当時の最新作「1989」を提供しないことを公式Webサイトで発表し、注目を集めました。
その後、Appleは、無料期間中にもロイヤリティ支払いを行うことで合意し、「1989」はApple Musicで配信が開始されています。
その後、テイラーさんはApple MusicのCMに出演しコミカルな演技を披露しているほか、Appleは「1989」のコンサートツアーの映像を配信するなど、両者は友好な関係を続けています。
「1989」は、2014年と2015年の2年連続で世界で最も売れたアルバムのトップ3に入る大ヒットとなりました。
Source:Bloomberg
Photo:Taylor Swift公式サイト, iTunes
(hato)