Apple、サプライヤーに対しiPhone8/8 Plusの発注台数を半減か
いかにiPhone X発売前とはいえ、流石にここまで消費者が様子見に徹するとは思いもよらなかったのでしょうか。Appleがサプライヤーに対し、iPhone8/8 Plusの発注台数を半減すると通達していたことが分かりました。
単月で1,200万台から600万台へ
台湾メディア経済日報が報じたところによると、Appleは組み立てを請け負うサプライヤーに対し、11~12月分の発注台数を、当初の予定だった1,000万~1,200万台/月から、500~600万台/月へと半減させたそうです。
背景には、iPhone8/8 Plusの売り上げが、Appleの予想よりも低調であることがうかがえ、これによって組み立てを請け負うPegatronやWistronが大きなな打撃を受けるのではないか、と同メディアは見ています。
さらに、今回の半減を受け、サプライチェーンでは2018年第1四半期(1~3月)も同じく発注台数が下方修正されるのではないか、との悲観論が持ち上がっています。
悲観論から楽観論までさまざま
iPhone8/8 Plusの売り上げについては、先日もNTTドコモの吉澤和弘社長が「思ったよりも売れていない」とし、iPhone7シリーズに比べて7割ほどに留まっている、と述べるなど、iPhone X待ちの影響が予想以上に大きいことが指摘されています。
ただし、一方でApple Storeでの売り上げと比べれば、キャリア経由での売り上げは「堅調」とも言うべき数字であり、むしろiPhone Xの登場によって逆に売り上げが伸びるのでは、とする観測も出ています。
Source:経済日報,Engadget
(kihachi)