ソフトバンク、純利益1兆円に孫社長「通過点」、T-Mobile買収に再び意欲

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ソフトバンクは5月10日に開催した決算発表会で、純利益が1兆円を突破したことを明らかにしました。純利益1兆円突破は、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャルグループに続く3社目です。

赤字だったソフトバンク、「大ボラ」だった純利益1兆円企業に

ソフトバンクの孫正義社長は、純利益1兆円突破について、赤字だった10年ほど前に「大ボラ」として語ったことが現実になった、と振り返りました。
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買収した英ARMの成長力をテコに、さらなる成長を見据えていると語っています。
 
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トランプ政権下でのT-Mobile買収に再び意欲

2013年に買収した米携帯業界3位のSprintについて、ネットワークの状況が改善し、営業利益も18億ドルの黒字に転換した、と胸を張りました。
 
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さらに、オバマ政権下の通信行政当局が難色を示して頓挫していた、T-Mobile買収を通じたアメリカ国内の通信業界再編が、自らも面談したトランプ大統領の政権になり可能性が出てきた、として業界4位のT-Mobileを「本命」と位置づけ、買収に意欲を語りました。

Sprint、Qualcommと5G通信を共同研究、2019年に実用化

Sprint、Qualcommと、2.5GHz帯(Band 41)で、第5世代移動通信システム(5G)の共同開発に合意し、2019年後半には、5Gサービスと対応端末の提供を予定と発表しました。
 
英ARMの買収は、Qualcommとの提携のほか、今後のIoTデバイス普及によりARMベースチップの需要増大などの効果を生む、と世界を驚かせた買収の効果を強調しました。

 
 
Source:ソフトバンク, CNET Japan
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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