Apple役員、MacのフュージョンドライブもAPFSに対応予定と明かす

WWDC 17 macOSHighSierra

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macOS High Sierraでは、高速で安定性に優れたファイルシステムのAPFSが採用されましたが、フュージョンドライブには対応していません。しかし、Appleのソフトウェア担当上級副社長が、将来のアップデートで対応予定であることを明かしました。

フュージョンドライブもAPFS対応予定と明かす

日本時間9月26日未明に公開されたmacOS High Sierraでは、新しいファイルシステムApple File System (APFS)が採用されていますが、現時点ではSSDのみが対応し、フュージョンドライブには対応していません。
 
しかし、Appleのソフトウェア担当上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏が、米メディアMacRumorsの読者から届いたメールに対し、将来のアップデートで、APFSをフュージョンドライブにも対応させる予定だ、と回答しています。
 
フュージョンドライブは、iMacやMac miniといったデスクトップモデルに採用されている、高速のフラッシュドライブと、安価で大容量のHDDを組み合わせたストレージです。

macOS High Sierra初期ベータでは対応も後に非対応

6月に公開されたmacOS High Sierraの初期ベータでは、フュージョンドライブもAPFSに対応していましたが、その後のベータで削除され、正式版でも非対応のままでした。
 
MacRumorsは、フュージョンドライブが非対応となった理由について、安定性の問題やバグがあったためだろう、と推定しています。

標準での暗号化、安定性と高速動作が特徴のAPFS

APFSは、フラッシュストレージに最適化されたファイルシステムで、標準で暗号化するため安全で、従来のHFS+よりも安定性に優れ、高速な動作が特徴です。
 
APFS macOS High Sierra
 
なおiOSでは、macOS High Sierraよりも前に、2017年3月に公開されたiOS10.3でAPFSが採用されています。

 
 
Source:MacRumors
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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