Apple、iPhone Xを枕元の時計として使える機能の搭載を検討していた

Appleが、iPhone Xに枕元の時計として使える「ナイトスタンドモード」の搭載を検討していたことを、ソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長であるクレイグ・フェデリギ氏が明かしました。
iPhone XとApple Watchの共通点はOLEDディスプレイ
「ナイトスタンドモード」はApple Watchの機能で、充電しながら横置きにすると時刻が大きく表示され、枕元のアラーム時計として使えます。
ナイトスタンドモードのまま操作されないと、Apple Watchの画面はオフになり、画面をタップするなどの操作を検知すると再び画面が点灯します。
なお、iPhone XはApple Watchと同様、有機EL(OLED)ディスプレイを採用しているため、「黒」の表示部分の画素をオフにでき、ナイトスタンドモードでは消費電力が抑えられるというメリットがあります。
Apple上級副社長「確かに検討していた」
米メディアMacRumorsの読者からの、iPhone Xにナイトスタンドモードは搭載されないのかを尋ねるメールにフェデリギ氏は、「私たちは確かにその案を検討していました」と答えました。
フェデリギ氏は、「iPhoneを傾けて置けるドックで充電するユーザーには、ナイトスタンドモードは理にかなっていると思います」とも述べています。
iOS11のアップデートで対応?
バンドを使って横置きにできるApple Watchと違い、iPhone Xは自力では横置きにできませんが、スマートフォンアクセサリブランドのRAVPowerが販売しているワイヤレス充電スタンドなどを使えば、充電しながら横置きにすることも可能となります。

RAVPowerのワイヤレス充電スタンド
今後、iOS11のアップデートでiPhone Xにナイトスタンドモードが追加されるかもしれません。しかし、Appleはすでにそのアイデアを廃案にしているのではないか、とMacRumorsは指摘しています。
Source: MacRumors
Photo:RAVPower
(hato)