AI搭載のカメラアプリ「Microsoft Pix」、スキャナとして利用可能に!
人工知能(AI)搭載のカメラアプリ「Microsoft Pix」がアップデートされ、書類や名刺、ホワイトボードのスキャンに対応しました。手軽にきれいな画質でスキャンできるのが魅力です。また、音楽再生中の撮影でも音楽が中断しないよう改善も行われています。
「Microsoft Pix」にスキャナ機能が追加!
「Microsoft Pix」は、人工知能を利用し、最適な状態の写真を自動合成でき、iPhoneをサイレントモードにしておけば無音撮影も可能な、人気カメラアプリです。
今回のアップデートで、書類や名刺、ホワイトボードのスキャン機能が追加されています。
撮影後は、傾きを自動補正したスキャン画像と、元の写真の両方が保存されます。撮影時に「名刺」「ドキュメント」と認識しない場合は通常の写真とし撮影されます。
「編集」メニューからエフェクトを使うとスキャン画像の色調が変更でき、文字が読みやすい色調を選択できるほか、紙の質感を入れ替えて楽しむこともできます。
スキャン機能を早速使ってみた!
試しに使ってみたところ、「Microsoft Pix」を起動し、名刺やA4サイズの書類をフレームに収めると、紙の輪郭を自動認識して「名刺」「ドキュメント」と表示されます。
以前ご紹介した、Googleの「フォトスキャン」と書類をスキャンし比べてみたところ、「フォトスキャン」が4隅を撮影する必要があるのに対し、「Microsoft Pix」は1回の撮影できれいにスキャンが完了し、無音状態で撮影できるのがメリットだと感じました。
読み込んだ画像の文字を認識しPDF化する「Adobe Scan」のようなOCR機能はありませんが、画像形式で手軽に取り込みたい、という目的なら快適に使えると思います。
撮影時に音楽が中断しなくなった
今回のアップデートで、音楽を再生中に「Microsoft Pix」で撮影しても音楽が中断しなくなっています。細かいですが、ユーザーにはうれしいアップデートと言えそうです。
「Microsoft Pix」は、2016年7月の公開後、8月には日本語化され、12月のアップデートではiPhone7 Plusの望遠撮影に対応し、3月にはフラッシュ撮影対応と動作の高速化が図られるなど、数か月ごとに機能が進化しています。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
Source:Microsoft
(hato)