2年ぶりに新iPod touch(第7世代)が登場か〜顔認証に関する記載も?

思えば、iPhoneが登場する以前、Appleの稼ぎ頭はiPodでした。iPhoneが実質的にiPodと同じ機能を搭載していることや、近年の音楽ストリーミングサービスの台頭で、日に日に存在感が薄れつつあるiPodですが、決してAppleはその存在を忘れたわけではないようです。第7世代iPod touchに関連するコードが、iOS11 GM版のファームウェアから発見されました。
2年ぶりにiPodの新モデルがやってくる?
Apple製品のリーク情報でお馴染みのベンジャミン・ジェスキン氏(@VenyaGeskin1)によると、iOS11 GM版のファームウェアを解析した結果、「iPod8,1」なる記述が見つかったそうです。
NEW iPod8,1 found in iOS 11 GM.
In the GM it says "Unlock you iPod with your Face" in one of the strings for https://t.co/BVoc0LxdC5
— Benjamin Geskin (@VenyaGeskin1) September 11, 2017
これまで最後に確認されたiPodは、2015年に登場した第6世代iPod touchのiPod7,1です。したがってiPod8,1は、新たなiPod touch=第7世代iPod touchを意味している可能性が高いと考えられます。
Face IDの記述はあるが
さらに興味深いのは、iPod8,1の項で「顔でiPodをアンロックする」という顔認証(Face ID)に関する記載が見つかったことでしょう。
顔認証は、iPhone X(iPhone8)より、指紋認証(Touch ID)に代わってセキュリティー認証として採用される新機能だと考えられており、すでにiOS11のファームウェアから、アニメーションやセットアップ方法などが判明しています。
ただし、ジェスキン氏が「iPod touchに搭載されることはなく、将来を見据えてのものだろう」とコメントしているように、記載があることは実装されることを意味するわけではありません。いかに第7世代にアップデートされようと、iPodはあくまでも「音楽中心」の端末であって、最新のiPhoneと肩を並べるスペックをアピールする端末ではないからです。
往年のClassicを上回る256GBが登場か
2年ぶりに登場するiPod touchが一体どのようなスペックになるのかは分かりませんが、ニュースサイトAppleInsiderは、A9もしくはA10 Fusionチップを搭載し、32GBを廃止して64GBを復活させ、新たに256GBを追加するのではないか、と予測しています(現行モデルは32GB/128GBの2種類)。
仮に256GBが登場するとなれば、2014年に惜しまれつつも生産終了となったiPod classic(160GB)に十分張り合えるだけの大容量モデルが、満を持して登場することとなります。発表は、iPhone X(iPhone8)やApple Watch Series 3と同じく、12日(火:日本時間13日)と考えられています。
Source:AppleInsider
(kihachi)