Apple、個人間送金「Apple Pay Cash」を欧州で商標登録申請

    Apple Pay Cash

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    Appleが、iOS11で導入されるiMessage経由での新しい個人間送金サービス「Apple Pay Cash」を商標登録するため、欧州連合(EU)に申請していたことがわかりました。

    EUにApple Pay Cashを商標登録

    テクノロジー系ブログLetsGoDigitalによれば、申請書は現地時間8月31日に欧州連合知的財産庁(EUIPO)に提出されました。「電子支払いと振替で使用するコンピュータソフトウェア」として分類されています。
     
    ユーザーはiMessageのチャットのスレッドで、Apple Pay Cashを使って直接相手に送金することができます。お金を送るには、iPhoneなどのiOS端末またはApple Watchで、Touch ID(新型iPhoneでは顔認証となる可能性も)で認証を行なう必要があります。
     
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    お金はApple Pay Cashカードに貯まる

    Apple Pay Cash経由で受け取ったお金は、自動的に発行される仮想カード「Apple Payキャッシュカード」に貯まる形となります。同カードはギフトカードのようなもので、Walletアプリ内に保管され、店舗やネットでApple Payで買い物をする時に使えます。Apple Payキャッシュカードから自分の銀行口座にお金を移すことも可能です。
     
    以上の内容は、ブラジルのテクノロジー系ブログiHelp BRが、iOS11のコードで発見したものです。Appleからはまだ、詳しい内容は公開されていません。

    アメリカに次いで欧州や世界で展開か

    AppleがApple Pay Cashの商標登録を欧州で申請したということは、アメリカに次いで欧州でも同サービスの展開を計画していることを意味します。Apple Pay同様、徐々に世界各国へとサービスを拡大していくと考えてよさそうです。
     
    Apple Pay Cashの利用が可能になるiOS11は、9月12日にApple Park内のスティーブ・ジョブズ・シアターで開催されるイベントで、他のOSとともに正式版のリリース日が発表されると見られています。イベントでは新型iPhoneのほか、単独でのLTE通信が可能なApple Watch Series 3、4K対応の第5世代Apple TVが発表される見通しです。
     
     
    Source:MacRumors
    (lunatic)

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