iPhone8はTouch ID非搭載で 9月第3週に量産開始、当初は極度の品薄か
iPhone8にはTouch IDは搭載されず、iPhone8の量産は9月第3週に開始される、との予測が発表されました。ただ、9月末までの製造数は500万台未満と非常に少なく、発売直後は前例のないほどの品薄状態になると考えられます。
iPhone8にTouch IDは搭載されず、量産開始は9月第3週
Appleは、歩留まり率の低いTouch IDをiPhone8に搭載しない、とRosenblatt証券のアナリスト、ジュン・ザン氏が、投資家向けメモで述べています。
iPhone8のTouch IDについては、以前からディスプレイに埋め込む上での技術的問題が指摘されており、Touch IDの搭載位置が本体背面になる、大型化したスリープボタンに埋め込まれる、といった予測が展開されていました。
7月末に公開されたHomePodのファームウェアからは、iPhone8の顔認証はApple Payに使われることを示唆するコードが見つかっています。また、iPhone8の顔認証速度は「数百万分の1秒」という高速になる、とも報じられています。
iPhone8の製造は10~12月期にようやく本格化
ザン氏は「iPhone8の量産開始は、以前の予測より1週間早い9月第3週になる」として、9月末までに製造されるiPhone8は500万台未満、iPhone7s/7s Plusが1,500万台と予測しています。
同氏は、10~12月期の製造台数はiPhone8が3,000万~3,500万台、iPhone7s/7s Plusが3,500万台となり、iPhone8の製造は年明けの1~3月期に4,000万台と増加する一方、iPhone7s/7s Plusは2,500万~2,800万台に減るだろう、と見ています。
初期出荷の少なさで有名アナリストの予測と一致
ザン氏の予測は、Apple関連情報の正確さに定評のあるKGI証券のミンチー・クオ氏が、iPhone8の量産は9月中旬に始まるものの、9月末までの出荷台数は200~400万台程度にとどまると予測したのと一致します。
2015年のiPhone6s/6s Plusが、発売後わずか3日で1,300万台以上を売り上げたことを考えると、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が「iPhone現行モデルの売上に影響が出ている」と語ったほどに注目を集めるiPhone8の9月末までの出荷台数が500万台未満というのは極端に少なく、発売当初は例年以上の品薄になるのは確実と考えられます。
Source:AppleInsider
Photo:YouTube
(hato)