2018年公開のUnicode 11.0、絵文字67種を追加の可能性
2018年に採用される可能性のある絵文字67種を、Unicodeコンソーシアムが公開しました。冷や汗をかく顔、愛に満ちた顔、カンガルーやソフトボールのほか、不機嫌そうなウンチなどが候補になっています。これらの絵文字が採択されれば、2018年に策定されるUnicode 11.0で導入されます。
2018年のUnicode 11.0で採用か
コンピュータやスマートフォンなどで使用される文字の国際規格を定めるUnicodeコンソーシアムは現地時間8月3日、絵文字ワーキンググループが提案した67の絵文字の案を公開しました。
案の中には、1月に議論を呼んだ「赤髪」や、「カールした髪」のパーツ追加も含まれています。
今後、同コンソーシアムで、2018年の中盤から後半に公開されるUnicode 11.0に採択されるかが検討されます。提案されている候補は、UnicodeコンソーシアムのWebサイト(PDF)で確認できます。
現地時間6月20日には、Unicode 10.0が正式リリースされ、吸血鬼、サンドイッチのほかビットコインのマークなど56種類の新たな絵文字が追加されています。Unicode 10.0で追加される絵文字は、今秋公開のiOS11で利用可能になる見込みです。
絵文字の追加に発言力持つApple
Appleも、GoogleやMicrosoft、Facebookなどとともに、Unicodeコンソーシアムの会員です。Appleはこれまで、Unicodeで定める絵文字から「ライフル」を除外させるなど、不適切な絵文字の排除のため、発言力を行使しています。
さらに、人種の多様性や同性愛カップルに対応した絵文字の追加をUnicodeコンソーシアムに働きかけたのもAppleです。
また、150以上の絵文字が追加されたiOS9.1では、Appleが協賛するいじめ撲滅キャンペーンのアイコンをiOS独自に追加したほか、ピストルの絵文字をiOSでは水鉄砲に変更するなど、独自の変更も加えています。
Source:Emojipedia
(hato)