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以前に計画よりも遅い生産となっていたことが伝えられていた、iPhone8に搭載予定のチップ「A11」ですが、テスト生産がうまく行かず、さらに計画が遅れる可能性が浮上しています。
金融コンサルタントWarren Capitalの調査によると、台湾サプライヤーの話として、テスト生産の結果が目標に達しなかったため、A11の生産が遅れる可能性があるそうです。
このサプライヤーの話では、ひとまず5月第4週にA11のテスト生産をもう1度行い、6月第2週に結果が判明するとのことです。以前の報道では、TSMCは6月10日(6月第2週の最終日)より量産を開始する予定だと言われていましたが(上述の通りその後早まった)、このままでは10日の開始すら危うい状況となりそうです。
なお5月中旬には、サプライヤー事情に詳しいニュースサイトDigiTimesが、独占的にチップの生産を請け負うTSMCが生産を開始した、と報道していました。
iPhone8が予定よりもリリースが遅れるのではないか、とする観測は定期的に上がっています。
今回懸念されているチップのほかにも、これまでにOLEDディスプレイの加工上の問題や、3Dセンサーをディスプレイに埋め込む際の問題、Touch IDセンサーの歩留まり率の悪さなどが取りざたされてきました。
Source:中時電子報
Photo:YouTube(DailyTekk)
(kihachi)
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