Appleティム・クックCEO「ARはスマートフォンのように偉大なアイディア」

Appleのティム・クックCEOが、英メディアThe Independentのインタビューに、「AR(拡張現実)はスマートフォンのように偉大なアイディアだ」と語っています。
「会う人々が私に元気をくれる」
ティム・クックCEOは、フランス、ドイツに続いてイギリスを訪問し、グラスゴー大学から名誉学位を授与され、英メイ首相やロンドン市長との会談を行うというハードな日程で、ヨーロッパを回りました。
精力的に活動するクックCEOは、「スタミナの源は?」との質問に、「会う人々みんなが、私にエネルギーをくれます」と応じ、イギリスでiPadを教育に活用している学校を訪問した時、学ぶことの楽しさに顔を輝かせる子供たちに元気をもらった、と語っています。
.@woodberrydownN4 is doing inspiring work teaching coding with Swift Playgrounds! Looking forward to the future these students will create. pic.twitter.com/7lIm9yDgqe
— Tim Cook (@tim_cook) 2017年2月9日
「ARはスマートフォンのように偉大なアイディア」
クックCEOは、以前からARへの強い関心を語っています。その理由を問われ、「ARは、VR(仮想現実)と違って、現実世界から遮断されないのが素晴らしい」と語っています。
さらに、以下のようにARへの期待を語っています。
ARは、スマートフォンのように偉大なアイディアだと思います。スマートフォンは皆に向けたもので、iPhoneも特定の市場向けではなく、皆のためのものです。
私は、ARはスマートフォンと同じように巨大な市場に向けたもので、多くの人の生活を改善し、楽しいものにできると考え、ワクワクしています。
AR技術がメインストリームになれるほど良いものか、検討すべき点もあります。それでも、私は、ARが人々の日々の生活、現実世界の出来事を助けられると思っています。
AppleがARに投資していることを明かしていたクックCEO
ARは「ポケモンGO」など、すでに私たちの身近なところに普及しています。
クックCEOは昨年7月、「ポケモンGO」について質問された際、AppleがAR関連に投資を行っていることを明らかにしています。
AppleとARをめぐる動きは、Appleが眼鏡型ARウェアラブル機器とカメラアプリの開発を進めている、と昨年11月に報じられ、今年に入ってAppleと名門光学メーカーCarl Zeissとの提携の噂も伝えられています。
また、Appleが重点的な投資を明かした自動運転技術についても、ARを活用する計画だろうとApple関係の著名アナリスト、KGI証券のミンチー・クオ氏が予測しています。
Source:The Independent
(hato)