Apple「MacBook Proバッテリーテスト方法に問題あり」と再反論

    MacBook Pro 2016

    MacBook Pro 2016
     
    MacBook Pro (late 2016)のバッテリー持続時間のテストを巡り、Appleが、消費者団体専門誌「コンシューマー・リポート(CR)」のテスト方法に「問題があった」と指摘しました。

    Apple、テスト方法の不備を指摘

    米メディアAppleInsiderがAppleから受け取った声明文には、Appleがこの年末にコンシューマー・リポートと共同で検証作業を行った結果、同誌のテスト方法に不備があったことがわかった、と記されていた模様です。
     
    Appleのワールドワイドマーケティング担当上級副社長のフィル・シラー氏はクリスマス直前に、同誌と協力で検証作業を行っていると明かしていました

    「隠し設定」でWebサイトのキャッシュを無効にしていた

    AppleInsiderが公開した声明文でAppleは、CR誌はMacBook Proでバッテリーテストを行なう際、Safariで「隠し設定」を有効にし、Webサイトのキャッシュを無効にしていたとし、「これは顧客が使う設定ではなく、現実世界の使い方を反映していない」と指摘。またこの開発者向け設定の利用によって、バグが起きていたと述べています。
     
    さらに通常のユーザー設定でバッテリーテストを行なうと、Appleの主張どおりの駆動時間だったとCR誌が認めたと記しており、さらにCR誌が行った開発者向け設定で見つかったバグも修正したとのことです。
     
    Appleによれば、今回のバグ修正は、現地時間1月10日に開発者向けに公開されたmacOS 10.12.3ベータ3に反映されています。

    「推奨しない」への反論からスタート

    CR誌は12月、MacBook Pro (late 2016)の評価テスト結果を公開、バッテリー持続時間にばらつきがあるとして、Mac製品としては初めて「推奨しない」との評価を下しました。
     
    しかしAppleがこの評価に反論、同誌と協力して検証作業を行なう方針であることを明かしていました。
     
     
    Source:AppleInsider
    (lunatic)

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