Apple、コンシューマー・リポートに反論「テスト結果が合わない」
消費者団体専門誌「コンシューマー・リポート(CR)」がMacBook Pro(late 2016)のバッテリー持続時間に「かなりのばらつきがあった」と指摘したことについて、Appleが反論しています。
シラー氏「テスト結果が合わない」
コンシューマー・リポートがMacBook Proを「推奨しない」との評価を公開した後、Appleのワールドワイドマーケティング担当上級副社長のフィル・シラー氏がTwitterで、同誌のテスト結果がApple研究所内のテストやフィールドテストのデータと一致しないこと、また現在同誌の「バッテリーテストを理解するため」協力していることなどを明かしました。
コンシューマー・リポートは新型MacBook Proのバッテリー持続時間にかなりのばらつきがあり、モデルによって4時間から19.5時間もの開きがあったと報告しています。またブラウザもChromeのほうがSafariよりも電池消耗が少なかったと指摘しています。
Working with CR to understand their battery tests. Results do not match our extensive lab tests or field data. https://t.co/IWtfsmBwpO
— Philip Schiller (@pschiller) 2016年12月24日
The Vergeの編集者でIT系の有名コラムニスト、ウォルト・モスバーグ氏を含む多くのレビューワーも、バッテリーの持ちの点から、MacBook Proを推奨しないとの評価を下しています。
I said the same thing: Consumer Reports won’t recommend the new MacBook Pros over battery inconsistency. https://t.co/BuXtdR2d8Q via @Recode pic.twitter.com/tNQhgLd6e7
— Walt Mossberg (@waltmossberg) 2016年12月23日
iMore編集長はCRを「信頼できない」とばっさり
これに対しシラー上級副社長は、iMoreの編集長リネ−・リッチー氏の記事へのリンクをツイートしました。リッチー氏はコンシューマー・リポートの報告書について、テスト結果にばらつきが出たなら、その理由がわかるまで何度でもテストを繰り返すべきだとして、同誌のテスト結果の信用性に疑問を呈しています。
コンシューマー・リポートがインチキニュースを作っているとはいわないが、答えを提供するよりも関心を集めようとしているように思える。
(中略)バッテリーの持ちが気になる場合、最近はAnandTechかArs Techincaを見るようにしている。彼らはプロセスを見せ、手法について説明し、本当の答えを見つけるまで必要な時間を費やし、答えを公開しているからだ。
ただしiPhone in Canadaも指摘しているように、コンシューマー・レポートのテスト結果がどうであれ、一部MacBook Proでバッテリーの持ちに問題が生じているのは事実です。
Source:iPhone in Canada
(lunatic)