iPhoneの突然シャットダウン問題、iOS10.2で発生機種が拡大!?
iOS10.2をインストールした一部のiPhoneで、「突然シャットダウン問題」がiPhone6s以外にも拡大している、とユーザーが指摘しています。
iOS10.2のインストールで「突然シャットダウン問題」が悪化?
一部のiPhone6sが使用中に突然シャットダウンする問題が発生し、Appleは製造中の問題があったとして、バッテリー交換プログラムを実施しています。
その後、問題がバッテリー交換対象以外の端末でも発生している、としてiOSのアップデートで診断機能を盛り込み、ソフトウェアアップデートで対応する方針を発表していました。
しかし、先日公開されたiOS10.2をインストールすると、iPhone6など、以前は問題なかったモデルでも同様の問題が発生しているとAppleのサポートコミュニティで一部のユーザーが指摘している、とForbesが報じています。
たとえば同コミュニティには、「ricardo jb」氏による以下の書き込みがあります。
iOS10.2で問題は悪化している。「ポケモンGO」のようなバッテリー消費の激しいアプリを使っているのに、バッテリー残量のパーセンテージ表示はしばらくの間、動かないままだ。そして、突然、ランダムにバッテリー残量表示が変動する。
「ricardo jb」氏によると、ポケモンGOをプレイしていて、バッテリー残量が突然10%低下し、その後さらに20%も一気に低下、残量が36%になったところで充電を開始すると、残量が76%になった、とのことです。
同氏は、Appleのサポートでバッテリーに問題はないと判断され、iPhoneをiTunesのバックアップから復元しているそうです。
iOS10.2.1へのアップデートに期待か
iOS10.2へのアップデートで問題が発生したユーザーは、回避策としてiOS10やiOS10.1にダウングレードする、という方法が考えられます。しかし、Appleは最近、iOS10や10.1へのダウングレードを不可能にしており、これがユーザーの不満を増幅させる一因となっている模様です。
現在、ベータ版とパブリックベータ版が公開されている、バグ修正が中心のアップデート版であるiOS10.2.1で問題が解決されている可能性がありますが、公開は最短でもクリスマス休暇明けとみられています。
Source:Forbes, Apple Support Community
(hato)